商船三井が独高級車ポルシェに損害賠償訴訟を起こしたことが6日わかった。2022年にポルトガル沖で起きた自動車運搬船の火災は「積み荷の電気自動車(EV)の電池が原因だった」と判断した。EV運搬時の電池の発火リスクの管理を巡り、議論が起きている。商船三井は日本経済新聞の取材に対し「訴訟を起こしたのは事実」と話した。ポルシェは訴訟の事実を認めたうえで「進行中のため詳細はコメントできない」とした。
【フランクフルト=深尾幸生】商船三井は18日、同社が運航する自動車運搬船「フェリシティ・エース」が大西洋上で出火したと発表した。同船は独ポルシェなどの高級車を含む独フォルクスワーゲン(VW)グループの約4000台を運んでいた。乗組員は全員避難し、船は漂流している。この船はドイツ北部の港を出て、米国東海岸に向かう途中で16日に出火した。乗組員22人はポルトガルのアゾレス諸島に避難を完了した。ポル
多くの業界と同じく、物流の大動脈である海運業も少子高齢化と人手不足に悩まされている。深刻なのは、国内産業の基礎物資輸送の要である内航海運で事業継続が危ぶまれる事業者が増えていることだ。 海外の港を行き来する外航船と異なり、内航船は日本国内の港から港へモノや人を運ぶ海運業者だ。鉄鋼や石油製品、セメントなど国内の産業基礎物資輸送の約8割を担う。災害などで陸路が寸断された際には代替輸送を行うほか、環境負荷軽減に向けたモーダルシフトの受け入れ先としても期待されている。 内航船の船員数はバブル崩壊後の景気低迷に伴い、1990年の5万6100人から2016年には2万7639人へ半減。その一方で輸送量は2010年以降、3億6000万~3億7000万トン程度で下げ止まっており、現状の船員規模を維持する必要がある。しかし、年齢構成をみると心もとない状況だ。 船員の過半数は50歳以上 内航船員の7割強を占める
実際、2008年以前の10年間で世界貿易は平均で年率7%拡大し、その伸び率は世界全体の国内総生産(GDP)成長率を上回っていた。中国などの国々が好景気に沸く一方で、西側諸国の企業が国境を越えるサプライチェーン(供給網)をクモの巣のように構築していったからだ。 しかし、歴史は予想通りに展開するものではない。世界銀行が先日発表した重々しい報告書で論じているように、世界の貿易の拡大ペースはここ数年急激に鈍っており、年3%前後になっている。 これでは、世界全体のGDP成長率とほとんど変わらない。おまけに、この減速傾向は今も続いている。 貿易拡大ペースが鈍っている理由 これは構造的な変化の反映でもある。例えば世界銀行は、各国政府が多国間貿易協定を迅速に実行に移せずにいることが原因だとしている。また、西側諸国の企業は新しいサプライチェーンを以前ほど熱心に構築しなくなったようにも見える。 しかし、貿易の
政治と経済 'I add my voice to those calling on Russia to urgently release Savchenko' - Mogherini - uatoday.tv
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