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世の中 左派はなぜケルンの集団性的暴行について語らないのか(ブレイディみかこ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
大晦日にケルンで起きた集団性的暴行事件で、「容疑者のほぼ全員が外国出身者」と州当局が発表している。これを受けてドイツは年初から連日、大勢の移民をオーストリアに送還しているというし、難民のアパートが放火されているという報道もある。 ケルンでの事件は難民受け入れ反対派にとってはクリスマスとイースター(日本なら盆と正月)がいっぺんに来たような出来事だが、これは左派にとっては由々しき問題である。ガーディアン紙のDeborah Orrは「レフト」と「ハルマゲドン」を合わせた「レフタゲドン」という言葉でこの事態を表現している。 ああ何てこと。これはレフタゲドンだ。プログレッシヴなハートが大切に思う2つの事柄が互いに戦わされている。一方には、我々女性が自分のしたい格好をして自由にストリートを歩き回っても、性的に誘っているなどと見なされるべきではないという女性の権利。そしてもう一方には、女性や男性や子供た
2016年に関する予想を評価する際には、「連続性バイアス」に気を付けた方がいい。今年は昨年に少し似た年になる、ただ、その様相が強まるだけだと想定したくなる衝動のことだ。 実際、最近の政治史は、1年を決定付ける出来事は概して大きなサプライズや連続性が突然途切れる断絶であることを示している(どうしても必要なら、それを「ブラックスワン」ないし「未知の未知」と呼ぶといい)。 2014年の初めに、筆者の知る識者でロシアがクリミアを併合するとか、ISISと呼ばれるジハード(聖戦)主義者集団がイラク第2の都市モスルを制圧すると予想している人は誰もいなかった。 また、2015年の初めに、多くの人がこの年に100万人以上の難民がドイツに到着すると予想したり、米国でのドナルド・トランプ氏の信じ難い台頭を予見したりしていたという記憶はない。 これらはすべて、2016年の最も重要な地政学的な出来事もやはり、識者と
ドイツ・ケルンのケルン中央駅前で、広場を見渡す警官たち(2016年1月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/Roberto Pfeil 【1月11日 AFP】昨年の大みそかに女性を狙った暴力事件が500件以上発生したドイツ西部ケルン(Cologne)で10日夜、パキスタン人のグループとシリア人1人が、20人ほどの集団に暴行を受けた。警察当局が発表した。 大みそかの事件には移民の関与が疑われており、同市では緊張が高まっていた。 11日の警察発表によると、暴行を受けたのはパキスタン人6人で、うち2人は入院。またその直後に、シリア人1人が5人組の集団に襲われて軽傷を負ったという。 警察は10日、「挑発する機会をうかがっている集団」についての通報が複数寄せられ、ケルン中央駅およびケルン大聖堂に挟まれたエリアに応援部隊を派遣したと発表していた。(c)AFP
独西部ケルンの中央駅付近で警戒にあたる警官(2016年1月6日撮影)。(c)AFP/Roberto Pfeil 【1月10日 AFP】ドイツ・ケルンの警察当局は9日、新年行事中に発生した暴行事件数が379件に達し、その容疑者の大半が難民申請者と不法移民だと公表した。 警察当局は声明で、「これら犯罪の捜査対象となっている容疑者の大半は北アフリカ諸国の出身。その大半が難民申請者、またはドイツに不法滞在している者だ」と述べ、事件の約40%が性的暴行と関わりがあることを付け加えた。 ケルン警察のボルフガング・アルバース(Wolfgang Albers)署長は、同市で昨年12月31日に発生した衝撃的な犯罪事件を防げなかったとして8日、停職処分を受けた。 事件の目撃者たちは、集団で行われた痴漢や性的暴行、強盗、みだらな暴言などの犯罪被害に女性たちが遭う恐ろしい場面を目撃したと語っている。 ドイツに衝撃
ドイツのメルケル首相は大みそかにドイツ西部の町で、複数の女性が乱暴された事件の容疑者に多くの難民が含まれていたことを受け、今後、難民による犯罪の罰則を強化する方針を示しました。 事件が起きたケルンでは9日、難民の受け入れに反対するデモが行われ、デモに参加していた極右の一部が暴徒化し、警察が催涙ガスや放水で鎮圧する事態となりました。事件を受けてメルケル首相は9日、会見を行い、「嫌悪すべき犯罪であり、断固とした対応が必要だ」と述べ、警察による取締まりに加え、今後、難民による犯罪の罰則も強化する方針を示しました。具体的には、事件を起こして有罪判決を受けた難民については執行猶予が付いた場合でも、難民としての資格を失って国外退去にされることなどが含まれています。 難民の受け入れに寛容なドイツには去年1年間だけで中東などから100万人を超える難民や移民がたどりついていますが、事件をきっかけに難民政策の
ドイツ西部で大みそかに複数の女性が男たちに乱暴され、容疑者のなかに北アフリカや中東出身とみられる難民18人が含まれていることが分かり、ドイツでは難民政策の見直しを求める声がさらに強まりそうです。 この事件を捜査しているドイツの連邦警察は8日、地元のメディアに対し、これまでに特定した容疑者31人のうち、18人がドイツで難民申請をしていて、北アフリカや中東の出身とみられることを明らかにしました。 メルケル首相は「恐ろしい事件で、何らかの対応が必要だ」と述べ、事実関係を確認したうえで具体的な対策を検討する考えを示しました。メルケル首相が難民に寛容な政策をとっているドイツには去年、内戦が続くシリアなどから過去最多のおよそ109万人の難民や移民が流入しましたが、今回の事件をきっかけに、難民政策の見直しを求める声がさらに強まりそうです。
ベルリン(CNN) ドイツ西部のケルンで大みそかの12月31日に暴行や強盗などの事件が多発し、難民の受け入れを巡る論議が高まっている。メルケル首相は5日、ケルン市長との電話で事件に対する憤りを示し、一刻も早く容疑者を見つけ出して逮捕するよう促した。 ケルン警察によると、12月31日に市内で通報があった事件は90件に上り、うち4分の1が性犯罪だった。犯人像について被害者は、アラブや北アフリカの男の集団に襲われたと話しているという。多くの場合、被害者の注意をそらし、携帯電話などを盗み出すための犯行だった可能性が高いとみられる。 現場はケルン大聖堂の最寄り駅の周辺で、防犯カメラには、大みそかのお祭り騒ぎに紛れて犯行に及んだり、花火を人混みに向けて投げたりする集団が映っていた。 この日はハンブルクでも、ケルンと同じような事件が複数報告されたという。 ケルンで被害に遭った女性の1人は、「男たちに囲ま
ベルリン(CNN) ドイツ西部のケルンで大みそかの12月31日に暴行や強盗などの事件が多発し、難民の受け入れを巡る論議が高まっている。メルケル首相は5日、ケルン市長との電話で事件に対する憤りを示し、一刻も早く容疑者を見つけ出して逮捕するよう促した。 ケルン警察によると、12月31日に市内で通報があった事件は90件に上り、うち4分の1が性犯罪だった。犯人像について被害者は、アラブや北アフリカの男の集団に襲われたと話しているという。多くの場合、被害者の注意をそらし、携帯電話などを盗み出すための犯行だった可能性が高いとみられる。 現場はケルン大聖堂の最寄り駅の周辺で、防犯カメラには、大みそかのお祭り騒ぎに紛れて犯行に及んだり、花火を人混みに向けて投げたりする集団が映っていた。 この日はハンブルクでも、ケルンと同じような事件が複数報告されたという。 ケルンで被害に遭った女性の1人は、「男た
性的暴行がまかり通ったニューイヤーズ・イブ、レイプ被害もドイツ西部ケルンでニューイヤーズ・イブ(大晦日の夜)に、100人以上の女性が性的暴行や窃盗の被害にあった事件が大きな波紋を広げています。多くの女性が20~30人の男に囲まれ、突き回されたり、胸や股間をまさぐられたりしました。洋服のフードに爆竹を放り込まれた女性もおり、少なくとも1人はレイプされたそうです。 これまで121件の被害届が出され、その4分の3は性的暴行でした。現場には数千人の男が集まっており、16人の容疑者が特定されましたが、誰1人として逮捕されていません。被害者や警察官の証言では「アラブか北アフリカ出身の男性で年齢は10代後半から30代に見えた」「英語でもドイツ語でもない言葉を話していた」そうです。 同じような事件は北部ハンブルクや南西部シュツットガルトでも起き、ハンブルクでは30件の被害届が出されています。 ドイツに昨年
右派による難民に対する放火の攻撃に抗議するキャンペーンがドイツで起こり、その結果、90年代のパンク・バンドによる楽曲が今週末のシングル・チャートの1位になろうとしている。 『ガーディアン』紙の報道によれば、キャンペーンは、反ナチスのパンク・バンド、ディ・エルツテが1993年に発表した楽曲“Schrei Nach Liebe’ (Cry For Love)”の購入をソーシャル・メディアでファンに呼びかけるものだという。 このキャンペーンは、難民の避難所に放火する極右団体の攻撃を受けて立ち上げられたもので、ネオナチを嘲笑う22年前の楽曲をドイツのシングル・チャートで1位に押し上げることとなった。 この楽曲は元々90年代のネオナチに対するものとして書かれたという。歌詞には「Because you’re scared of a cuddle, you’re a fascist(抱擁を恐れるのであれ
東西統一後まもない1993年のドイツで、移民を襲うネオナチを糾弾し、人々の共感を集めた歌があった。「シュライ・ナハ・リーベ(愛への叫び)」。この曲が昨秋、22年の時を越え、ヒットチャート1位に輝く「奇跡」が起きた。 歌うのは、過激な表現が持ち味の男性3人組ロックバンド「ディ・エルツテ」。このバンドの研究本を書いたフランク・ゴイケさん(54)は「愛への叫び」について「物議を醸すこともあった彼らが、初めて強い政治的なメッセージを込めた曲」と話す。 曲の中で、荒ぶるネオナチにこう呼びかけた。 おまえの暴力は愛への無言の叫びにすぎない/おまえの軍靴は愛情を切望する 異例のリバイバルには、「仕掛け人」がいた。 独北部オスナブリュック在住のソフト開発者、ローランド・タプケンさん(33)。昨年8月末、友人の結婚パーティーでディ・エルツテの曲が流れたのを聞いてひらめいた。「『愛への叫び』を、難民への応援歌
新年が手招きする中、本紙(フィナンシャル・タイムズ)は今再び、向こう12カ月間の出来事を予測する恒例の儀式にふける。本紙の専門家と解説者が普段の慎重さを封印し、米国の大統領選挙からサッカーの欧州選手権(ユーロ2016)に至るまで何が起こるかを予想する。 その前に、 1年前の予測 の結果をざっと見てみよう。 エド・クルックスは原油価格の続落を正確に予測した。原油価格がすでに半値になった年の終わりだけに、これは勇気ある予想だった。 マーティン・ウルフは欧州中央銀行(ECB)が全面的な量的緩和(QE)を導入すると予測し、その通りになった。 クライブ・クックソンは、2015年末までに西アフリカのエボラ出血熱が根絶されるとの予想を的中させた。ギデオン・ラックマンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナや欧州で別の地域を併合することはないと述べていた。2014年末の時点でそう公言していた向
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