【ニューデリー=岩田智雄】インドのモディ新政権の与党・インド人民党(BJP)の上院議員で、議会の外務省諮問委員を務めるタルン・ビジャイ氏は3日、ニューデリーで産経新聞のインタビューに応じた。ビジャイ氏は、インド代表団の一人として出席したシンガポールでの「アジア安全保障会議」で、「インドは日米や中国、韓国と緊密で戦略的な関係にあるが、日本は全天候型の友人だと訴えた」と述べ、新政権が対日関係を極めて重視していると強調した。 ビジャイ氏は、「われわれはこうした国々と等距離外交を行っているが、日本は別の部類に入っている」と表明し、「日印両国の信頼レベルは最高だ。200%の信頼関係にある。日印は過去(第二次大戦中)に問題があったのも事実だが、歴史問題を抱えていない」と強調した。 特に、安倍晋三首相がかつてインド国会で行った「2つの海の交わり」と題した演説で「太平洋とインド洋は、今や自由の海、繁栄の海
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