1985年7月13日、イギリス・ロンドンで行われたライヴ・エイドに出演したフレディ・マーキュリー(Photo by Peter Still/Redferns) ダイアナ妃をお忍びでゲイクラブに連れ出したエピソードやセックス・ピストルズとの対立、マイケル・ジャクソンとのコラボレーション、そして秘密にされた埋葬地まで、クイーンのシンガーであるフレディ・マーキュリーの知られざる一生を追う。 「Lover of life, singer of songs」クイーンで時間を共にしたブライアン・メイによるシンプルな追悼の言葉は、“フレディ・マーキュリー”として世界的に知られる複雑な人物を的確に表現している。「悔いのない人生を送った彼が、この言葉に集約されていると思う」とメイは、BBCのドキュメンタリー番組で語っている。「彼は寛大で優しく、時には短気な人間だった。それより忘れてはいけないのが、彼が一生を