2018年12月、全米最大の税制改革組織のトップ、グローバー・ノーキスト全米税制改革協議会議長が来日し、Japan-USイノベーションサミット「自由経済懇話会2018」に登壇した。ノーキスト議長は米中摩擦が起きるとの予測を17年中に出し、完璧に的中させた共和党保守派の重鎮だ。 同シンポジウムは三谷英弘衆議院議員(自由民主党外交部会副部会長)とのセッション形式で、本記事の構成者である渡瀬裕哉氏(事業創造大学院大学国際公共政策研究所上席研究員、米国政治専門家)がモデレーターを務めた。三谷氏からは中国などの国家資本主義に対抗する問題意識が語られるとともに、ノーキスト議長との積極的な議論が交わされた。 米中摩擦は今後、どう展開されるのか。トランプ大統領は次期大統領選挙予備選で勝つことができるのか。プレジデント誌はノーキスト議長にインタビューした。 トランプが勝てた本当の理由は「減税」 トランプ大統