ウクライナの首都キーウで、ボリス・ジョンソン英首相(右)を出迎えたウォロディミル・ゼレンスキー大統領。ウクライナ大統領府公開(2022年4月9日撮影)。 (c)AFP PHOTO / UKRAINIAN PRESIDENTIAL PRESS SERVICE 【4月10日 AFP】(写真追加)ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相は9日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、同国のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領と会談した。 英首相官邸の報道官は、訪問は「ウクライナ国民との連帯を示す」ことが目的と説明。ゼレンスキー氏との会談では英国の長期的なウクライナ支援について協議し、新たな財政・軍事支援を表明するとした。 ゼレンスキー氏の側近は、会談する両首脳の写真をフェイスブック(Facebook)に投稿した。 英政府はジョンソン氏のウクライナ訪
【ロンドン=加藤美喜】ロシアのエネルギー依存脱却を目指す欧州で、原子力発電所の新設や延長の動きが出ている。ロシアのウクライナ侵攻を受け、エネルギー安全保障の観点から電力自給を高める狙いだが、高コストや安全面から懸念の声も上がっている。 英政府は7日発表の新エネルギー戦略で、2030年までに最大8基の原発新設を承認する方針を表明。50年までに電力需要の25%を原発で賄う目標を掲げた。洋上風力や太陽光、水素エネルギーも促進し、30年までに電源構成の95%を低炭素エネルギーにするとしている。 ジョンソン首相は7日、訪問先の英南西部ヒンクリーポイントC原発で、新戦略について「われわれは世界の原油や天然ガス価格の変化に左右されず、プーチン(ロシア大統領)の脅しにも影響されてはならない」と説明。8日にもロンドンでドイツのショルツ首相と会談し、エネルギー自立の重要性を強調した。
仏紙「ル・モンド」は、複数の都市が壊滅し、多くの民間人が犠牲となっているウクライナの状況を、かつての東京と重ね合わせて見ている日本人がいると報じた。 東京大空襲でも多くの民間人が犠牲に 「戦争反対! 民間人への爆撃反対!」 3月初旬、そんなプラカードを持った年配の女性が一人で東京中心部の地下鉄駅の出入口に立っていた。女性の名はミウラ・フミコ。彼女がまだ6歳だった1945年3月9日深夜から翌10日未明、家族とともに暮らしていた東京の北東部が米軍のB-29の焼夷弾爆撃を受けた。ミウラ自身はそのときの焦熱地獄を逃れられたが、そのとき目にした惨状はいまも忘れていない。 ミウラはロシア軍の爆弾にさらされるウクライナの光景に心を痛め、この人通りの多い場所に来て、手書きのプラカードを持つことにしたという。
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