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ブックマーク / note.com/araigawa (5)

  • ノルウェーの米国主導演習への不参加について|高野一郎

    1. ノルウェー政府、米国主導の2020年の大規模演習への不参加とミサイル防衛プログラムからの離脱を表明 2.ノルウェーのNATO加盟国としての努力 3. NATOの代替としての北欧諸国による集団防衛 1. ノルウェー政府、米国主導の2020年の大規模演習への不参加とミサイル防衛プログラムからの離脱を表明 2020年の4月から5月にかけて、東欧・中欧(注:筆者はこの地域の安全保障を語るうえでこの地域をこの二つに分離するメリットはないので冷戦期のように「東欧」とひとまとめにして読んでいるのだが)とジョージアにおいて、米国、NATO加盟諸国及びフィンランドなど非NATO加盟国とともに、過去25年間において最大規模の軍事演習が行われることが米国欧州軍により10月7日に明らかにされた。 記事 今回の記事は、これに関するノルウェーの動向である。ノルウェー国防省報道官はこの演習に関して、ノルウェー軍は

    ノルウェーの米国主導演習への不参加について|高野一郎
    Ereni
    Ereni 2019/10/23
    “演習不参加のみであるなら近いうちに国防力を必要なレベルに押し上げられる可能性を見出せるのに対し、ミサイル防衛からの離脱となると、ノルウェーは自国の防衛力の停滞をかなり深刻に受け止めているということを
  • リトアニア・ポーランド・ウクライナの同盟は可能かーロシアとNATOの狭間でー|高野一郎

    一月から二月初旬まで忙しかったので体調を崩し、更新頻度がかなり遅れてしまっています。正月は体調崩して休めなかったので来月あたり中継ぎの休みを取りたいと思っています。 2月22日、ポーランドのルブリンに司令部のあるリトアニア・ポーランド・ウクライナ統合旅団(LITPOLUKRBIRG)をポーランド、リトアニア、ウクライナ三国の大統領が訪問しました。今回はこの旅団が集団防衛義務を備えた「同盟」へと変化できるかについてNATOの影響力を念頭に考えてみたいと思います。 1.新「ルブリン合同」と呼ぶのは適切か 2.同盟を形成できない二つの理由 3.今後も今の状態が変化するとは思えない 1.新「ルブリン合同」と呼ぶのは適切か 2月22日、ポーランド東部の町ルブリンのリトアニア・ポーランド・ウクライナ統合旅団司令部をポーランドのドゥダ大統領、リトアニアのグリバウスカイテ大統領、ウクライナのポロシェンコ大

    リトアニア・ポーランド・ウクライナの同盟は可能かーロシアとNATOの狭間でー|高野一郎
  • スウェーデンでの多国籍軍事演習ノーザンウィンド2019考察―ロシアからの脅威は現実のものとなるかー|高野一郎

    お久しぶりです。ここのところずっと特筆すべきものがなかったのですが、今回は先日始まったスウェーデンにおける軍事演習において考えたことを書いてみたいと思います。ただロシアの今後の核戦略についての私の判断がまだ十分に固まっていないので、今回は無料記事です。 1. スウェーデンの多国籍軍事演習ノーザンウィンド2019 2. この演習の狙い、ロシアからの具体的な脅威 3. ロシアによる二か国への軍事行動、考えられるシナリオ 1. スウェーデンの多国籍軍事演習ノーザンウィンド2019 2019年3月18日から27日、スウェーデン北部のノッルボッテン(Norrbotten)県(ボスニア湾に面した県でフィンランドと接している)において、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、米国、英国が参加する多国籍軍事演習ノーザンウィンド2019(Northern Wind 2019)が行われる。スウェーデン軍とフィ

    スウェーデンでの多国籍軍事演習ノーザンウィンド2019考察―ロシアからの脅威は現実のものとなるかー|高野一郎
    Ereni
    Ereni 2019/04/01
  • ギリシアとセルビア、ロシアと西側の駆け引き|高野一郎

    今回は、マケドニアとの名称問題解決交渉が大詰めを迎えたギリシアについての記事2について、そしてそれ関連でセルビア・ロシア関係とセルビアの地政学的重要性についても書きました。 1.ギリシアは米国の東地中海での最重要パートナーとなるか? 2.セルビアとロシアの強固な関係・セルビアとセルビア人の扱い上の注意点 1.ギリシアは米国の東地中海での最重要パートナーとなるか? マケドニア議会が名称問題解決のためのプレスパ合意実現に向けての必要な批准を完了した件について、露外務省が「他から押し付けられたもの、地域の安定を損ねる」と評した件についてギリシア政府は「国内問題に口出しするな」。 ニュース記事 ちなみに、米国はギリシア国内で反米感情が緩和されつつあり、ギリシアを東地中海での重要なパートナー(来この座はトルコだったのだが今ああいうスタンスなので)として位置付けたい米国にとって良い傾向であるとして

    ギリシアとセルビア、ロシアと西側の駆け引き|高野一郎
    Ereni
    Ereni 2019/02/04
  • 危うい連携ーポーランド・ウクライナ関係小史ー|高野一郎

    今回は基礎的知識ですので、無料です。 ポーランドとウクライナは現在ロシアという共通の脅威の前に連携していますが、相互感情が実のところあまりよくないということを歴史的経緯をもとに簡単に説明してみたいと思います。 ポーランドは旧ハプスブルク朝領だった西部ウクライナを獲得して独立した。このことは、露が戦争から離脱してロシアウクライナが一時的とはいえ独立していたことから厄介な問題となることになった。現在ポーランドはロシアからの脅威に直面してウクライナと緊密な関係を保っているが、2019年2月現在両国は右派政党が政権党であるため戦間期・戦中期の西部ウクライナでの出来事が折を触れ両国間の棘として表面化するので、少々煩瑣になるがざっと説明してみる。 もともとウクライナの前身のウクライナ・コサックは当初は独立的な存在であったものののちにポーランドの影響下に入り、その後ポーランドとロシアの力関係の変化によ

    危うい連携ーポーランド・ウクライナ関係小史ー|高野一郎
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