中国で日本人学校の児童が襲撃される事件が相次いだ。中国政府は2つの事件に「関連性はない」「どこの国でも起き得た」としているが、英誌はそこに疑問を呈し、このような悲劇が起こるのは不可避だったのではないかと指摘する。なぜなら、中国では「反日教育が徹底され、国内問題から目をそらすために反日感情が利用されている」からだ。 それは本当に「偶発的な事件」だったのか このような悲劇は「どこの国でも起こる可能性がある」。中国外務省の報道官は9月19日の会見で、そうコメントした。 その前日、広東省深圳で、日本人学校へ登校中の男子児童(10)が中国人男性に刃物で襲われ死亡する事件が発生した。容疑者は現場で逮捕されたが、中国当局は犯人の動機に関する情報をいっさい発表していない。 この襲撃事件は、同じく中国で数ヵ月前に起きた別の事件と酷似している。6月、江蘇省蘇州で、日本人学校のスクールバスが刃物を持った中国人男