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ブックマーク / heatwave-p2p.hatenablog.com (14)

  • デジタル配信への移行で我々が失うもの - P2Pとかその辺のお話@はてな

    過去の作品を入手したいと思っても、なかなか入手できないという問題は、我々にずっとついて回ってきた。採算がとれる程度の需要が見込めずに市場に出回らないもの、権利関係のごたごたによって死蔵されてしまっているもの、さまざまな理由で多くの作品が日の目を見ずにいる。 インターネットが登場したことで、著作権の切れたものに関しては、青空文庫のように、採算という制約から逃れ、有志の手によって積極的にアーカイブが進められているし、著作権が残っているものに関しても、十分とは言えないが、オンライン配信により格段に入手が容易になったものもある。 ただ、オンライン配信が作品の入手可能性にポジティブな影響をのみ与えているとも思えない。もちろん、ポジティブな影響がないわけではなく、それは十分にあると思っているが、長期的に見た場合、フィジカルメディアからデジタル配信への移行が進むことでネガティブな影響も生じうる。 流通が

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    F-name 2009/12/29
  • 日本版スリーストライク法に断固反対する - P2Pとかその辺のお話@はてな

    「やはり」という印象はぬぐえないが、やはり日の権利者団体も日版スリーストライク法の導入を求めてきた。 JASRACの菅原瑞穂常務理事は、「フランスでは3ストライク法が出てきているが、日でも導入を検討すべき」と主張。3ストライク法とは、映画ゲーム音楽などを違法ダウンロードするユーザーに対して、2度目までは警告を行うが、その後も違法ダウンロードが続く場合は、ISPが該当ユーザーの通信回線を遮断するというものだ。 “3ストライク法”検討すべき、Share一斉摘発で権利者団体が主張 -INTERNET Watch 『権利者の申し立て』に基づいて、ね。ともすれば、言ったもん勝ち。何かしらのガイドラインは定められるのだろうが、『権利者の申し立て』が当にそのガイドラインに則った手法を用いているものなのか、そのガイドラインに則ってさえいれば、当に間違いのない申し立てになるのか、間違った根拠に

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    F-name 2009/12/17
  • 1回聴けば満足できる曲にお金を支払う? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    今日はちょっと暴論かましてみる。 CDの時代には、1回、10回、100回、1,000回、それ以上でも、ある曲を好きな時に聴きたいと思えば、その曲を購入するなり、レンタルするなり、なにがしかの方法でお金をかけなければならなかったし、そのCDを手に入れるためにそれを入手できるところを探すというコストをかけなければならなかった。 しかし、今、この時代においては、1回、10回程度、ある曲を好きな時に聴きたいと思えば、PCなり携帯電話なりのデバイスを利用すれば、お金をかけず、大したコストも掛けず、そうすることができる。正規ルートであれ、海賊ルートであれ。 実際に1回、10回しか聴かないかどうかはわからない。実際にはそれ以上聴くのだとしても、その程度のニーズでは人はペイしなくなっていくのかな、なんて思ったりする。もちろん、かつてはCDの購入が当たり前の音楽ブームだったこととか、音楽、特にCDを買わなく

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    F-name 2009/08/19
  • 流行とは何か?:創造と模倣と - P2Pとかその辺のお話@はてな

    私は流行とかトレンドというものに対して、批判的に見ているところがある。たとえば、コンテンツビジネスにおいて何かを売り出そうとするとき、意図的に流行やらトレンドを作り出そうという試みがなされることがあるのだが、そうしたものに対しては非常に批判的に見ている。その一方で、音楽シーンという言葉で表される流行、トレンドについては、それほど抵抗がなかったりもする。とはいえ、その背景にビジネスが関わっていることを理解していてもなお、音楽シーンに対してはそれほど抵抗がないのだから不思議なものだ。それはなぜなのか、ということをしばらく疑問に思ってきた。 流行を生み出すダイナミクス 流行という現象をどのように捉えるのかは実に難しい。個人的には、流行に関する評論の中で最もしっくり来るのが、岡太郎の議論。 流行というのは、文字通り流れていく、つまり動的なものであるからこそ、それを積極的につかむことのできない者に

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    F-name 2009/06/01
  • 本当は問題なんてどうでも良くて『個人』を叩きたいだけなんでしょ? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    CNETの読者ブログにて、ひどい記事を見かけた。 ■西田ひかるが、スラムドッグ・ミリオネアをダウンロードして観てた、という話 西田ひかるの公式ブログで以下のような文章が書かれている。 スラムドッグ・ミリオネアをダウンロードして観ました。 これがどういう事を意味しているのか分からないが、役者でもある彼女が、著作権ということをどう考えているのか非常に興味がある。(記事が消される可能性があるので、魚拓のリンクを記載しておく)。 もしかしたら、僕が知らないだけで、上映中の映画でも、PPVのようにお金を払えば著作権を侵さずに見れる方法があるのかもしれない(だとしたら、誤解を招かないように、補足すべきだと思う) スラムドッグ$ミリオネアは日では最新作だが、海外では半年以上も前に公開されている。昨今の世界規模での違法流通によって映画産業がDVD/レンタル/有料配信のスパンを短縮している現在にあっては、

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    F-name 2009/05/22
  • CDの時代が終わるとき - P2Pとかその辺のお話@はてな

    そんなに近い将来の話だとは思っていないが、いずれCDという媒体は表舞台からは姿を消すだろう。もちろん、どういう過程を経てそれが実現されるのかも、現時点ではそれほど予測可能なものではないが、それでもレコードやカセットテープ、MDなどが廃れたのと同じように、いずれはほとんど目にしなくなるだろう。 コピーを製品として売るための媒体、コピーを私的複製のために保存しておくための媒体、いずれもこれまでのものとは別のものがそれに取って代わり、その変化はこれまでも留まることなく積み重ねられてきた。メディアとしての機能を持つデバイスがそれに代わるのか、それとも我々の目には見えないネットワークの向こう側にその機能を移していくのか、それともそれ以外の何かがあるのか、まだ誰にもわからないだろうが、それでも、私たちの前に立ちはだかる歴然たる事実は、いずれCDという媒体は表舞台からは姿を消す、ということ。もちろん、未

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    F-name 2009/04/26
  • 文化を掲げて金をせびる、誰が文化を安物にしたんだ? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    音楽著作権協会(JASRAC)や実演家著作隣接権センター(CPRA)など著作権者側の87団体は1月15日、「文化」の重要性を訴え、私的録音録画補償金制度の堅持を求める運動「Culture First」の理念とロゴを発表した。「文化が経済至上主義の犠牲になっている」とし、経済性にとらわれない文化の重要性をアピールしながら、補償金の「適正な見直し」で、文化の担い手に対する経済的な見返りを要求。今後は新ロゴを旗印に、iPodなども補償金制度の対象にするよう求めるなど、政策提言などを行っていく。 「iPod課金」は「文化を守るため」――権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News 何たる馬鹿げた話か。文化が経済至上主義の犠牲?文化を利用して飯をってきた奴が何言ってんだ?経済性にとらわれた文化を作り出してきたのは自分らじゃねーか。インディペンデントの連中が常日頃

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    F-name 2008/06/28
  • カナダ:iPod税、再度否定される - P2Pとかその辺のお話@はてな

    最近話題になっていたカナダでのiPod税問題で、連邦控訴裁判所は、「私的な複製」による損害に対するアーティストへの補償のためにMP3 Playerの消費者から料金を徴収するというカナダ著作権委員会の決定を棄却した。 カナダでは、CDなどのブランクメディアに対する補償金は既に存在しているものの、それをMP3プレイヤー、Flashカードに拡張しようとする試みは、2004年に失敗に終わっている。 レーベルおよびアーティストを代表するCanada's Private Copyright Collective (CPCC)は、2007年、再び税金に対するロビー活動を行い、MP3プレイヤーがオーディオメディアである以上、課税の対象とならなければならないと主張した。著作権委員会はこの申し入れを受け、今年後半から課税を行うことを目指してきた。 "The Copyright Board erred in l

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    F-name 2008/06/28
  • クイズ:違法ファイル共有を激減させたユニークな方法とは? - P2Pとかその辺のお話@はてな

    Inside Higher Edという高等教育関係者向けのサイトに掲載されている、ミズーリ理工大学の違法P2Pファイル共有対策がなかなか興味深い。 今現在もRIAAから大学に向けて大学キャンパスネットワーク内からの違法ファイル共有に対して、警告状が送付され続けている。大学側は様々な手を講じて、そうした警告状を送付させまいとしているが*1、いずれにしてもキャンパスネットワーク内からの違法ファイル共有が絶えることはない。 ミズーリ理工大学もまた、そうした大学の1つであった。先学期、同大学がレコード産業から受け取ったデジタルミレニアム著作権法に基づく著作権クレームは約200通であったという。 しかし、他の大学では依然としてそうした警告状が送付されている中、ミズーリ理工大学が今学期受け取った警告状はほんの8通にまで減少した。いかにして同大学は著作権侵害クレームを大幅に減少させることができたのだろう

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    F-name 2008/05/18
    P2Pを諸悪の根源と見做す風潮は止めるべき。
  • Winnyウィルス制作者有罪判決に対する海外の反応:「彼はラッキーだったね」 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    著作権侵害を繰り返す違法ファイル共有ユーザを凝らしめ、エンターテイメント産業を―そして彼の録画しているアニメを―守るために、ウィルスを制作し、Winny上で広めたものの、そのウィルスそのものが著作権侵害に当たるとして有罪判決を受けた、などというのはあまりに皮肉な話で、海外でもなんだそりゃ、という反応が示されている。 その中でも興味深かったのは、Government Technologyに掲載されているSophos上級技術顧問Graham Cluleyのコメント。彼は、被告人が自らの制作したマルウェアが与えた損害によってではなく、著作権侵害によって有罪判決を受けたと説明した上で、 "One has to wonder whether if he had been apprehended in another country then he would have been charged wi

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    F-name 2008/05/18
  • オンライン音楽配信だからってゼロコストなわけじゃないんだよというお話 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    TechCrunchのMichael Arringtonなんかはしょっちゅう、もはや有料音楽配信など不毛だ、限界減価ゼロじゃないかみたいなことを言ってるけど、あの前提としてあるのは、誰もがコピーできること、それをブーストするBitTorrentをはじめとする違法ファイル共有ってのがあって、現在はそうやって誰しもがコンテンツを勝手にコピーする時代であり、それに課金したところで見向きもしてくれないだろうってことなんだと理解している。ただ、それはコピーが管理されることなく、どこからでもコピーされるという前提があってこそであり、コピー(課金)を管理しつつ、商用配信するケースの話じゃないだろう。 じゃあ、商用音楽配信はどうかっていうと、確かに旧来の流通コスト(配送、店舗管理)や物理メディアの製造コストはかからないんだけど、新たなコストがかかるようになる。流通に関して言えば、店舗にかかるコストの代わり

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    F-name 2008/04/25
  • 1枚3,000円のCDが売れたときのJASRACの取り分 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    どうも「CDが高いのはJASRACがぼったくってるせいだ」と思っている人がいるようだ。痛いニュースなんかを見ていると、とりあえずすべての原因はJASRACだ、みたいな人が多いなぁと。私もJASRACは問題の多い組織だという印象を持っているけれど、かといってやることなすことすべてがおかしい、何か問題がある、という絶対的な悪の組織というわけでもないだろう。 ということで、CD1枚売れたときのJASRACのいわゆる「搾取」っぷりを考えてみるよ。 CD1枚につき… JASRACはCD(オーディオ録音)における音楽著作権料として6%の音楽著作権使用料を設定して徴収している。CDが1枚3,000円だとしたら、 3,000円 * 0.06 = 180円 これが音楽著作権使用料として徴収される。JASRACはここから6%を著作権管理料として差し引く*1。 180円 * 0.06 = 10.8円 ということ

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    F-name 2008/04/25
  • 音楽産業のシステムは複雑だから単純化しちゃいけないのでは? + CD売上の内訳(補足) - P2Pとかその辺のお話@はてな

    とりあえず、昨日のエントリの補足とコメントへの返信です。 はてブ上で、CD売り上げの内訳は?という声がいくつかありましたので、それについて補足です。 CD売り上げの内訳 CDの内訳を・・・というご意見が多かったので、こちらのリンクを紹介します。私の認識としては、こちらのものにしたがっているという感じです。リンクなんかも充実してますね。 CD売上げの純利益・内訳 あと、音楽制作者連盟の発行しているフリーペーパー「音楽主義」の第17号にも内訳が掲載されています。 音楽制作者連盟|音楽主義|TOP 「最新号を読む」で読めます。もしくは以下のリンクで当該ページを直接読めます。 音楽主義 #17 p56-57(RealRead Viewerが立ち上がります。) 他にも調べてみると・・・ CD価格の内訳 3,000円の音楽CDアルバムが売れると、各関係者間でのその取り分は何%づつになるのでしょうか。

    音楽産業のシステムは複雑だから単純化しちゃいけないのでは? + CD売上の内訳(補足) - P2Pとかその辺のお話@はてな
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    F-name 2008/03/01
    CD代は誰に幾ら分配されているか。良いまとめ。
  • JASRACがアーティストから搾取しているという誤謬 - P2Pとかその辺のお話@はてな

    アーティストはJASRACから搾取されている、という批判をよく耳にするけれど、かなり違和感を覚えたりする。その第一の理由としては、JASRACとアーティストが直接著作権の信託契約を結んでいることはほとんどないということ。他によく耳にする批判として、JASRACが音楽の流通を阻害しているのだ、JASRACはアーティストの敵だ、という感じのものがあるのだけれど*1、音楽配信やネットラジオで音楽の利用がうまく進まず、それによって利益が生み出されない状況はアーティストの不利益でもあるとは思っているものの、それが主としてJASRACのせいだとは思えないんだよね。この辺のことを考える上では、JASRACの管理する音楽著作権と、JASRACの管理していない著作隣接権を分けて考える必要がある。 音楽著作権と隣接権の問題って、作詞作曲者とマネジメントとの契約、演奏者とマネジメントとの契約、マネジメントと著作

    JASRACがアーティストから搾取しているという誤謬 - P2Pとかその辺のお話@はてな
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    F-name 2008/02/25
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