サッカー日本代表の東京MF今野泰幸(26)が9日、仙台市内でトークショーを行った。仙台市出身の今野にとって、県内初のイベント参加。地元で高校時代の思い出話などを語った。 東北高入学時は、球拾いばかりやっていたという。ある練習試合でレギュラーが負傷した時、監督のそばで球拾いをしていた今野に「とりあえず行け」と出番が巡ってきた。その試合で結果を残しスタメンの座をつかんだ。「運があった。でも学んだことは今でも実行している」と今野。試合中に審判に言い寄ることは今でもやらないという。 地元愛も忘れない。年末年始にあった母校・東北の高校選手権1、2回戦を観戦。青森山田の快進撃には「優勝してくれたら東北全体が盛り上がる」と期待した。さらに、今季からJ1のベガルタ仙台との対戦に「皆さんには申し訳ないけど僕たちが勝ちますから」と会場を笑わせていた。【湯浅知彦】