J1に来季昇格する大分が28日、9月末時点での今期(2012年2月~13年1月)決算見込みを公表、実質債務超過額は前期より3億3200万円減ながら、5億8600万円となることを明らかにした。市民の募金など地元の支援で今季の財政危機こそ乗り切ったが、今後も厳しい財政が強いられる見通しだ。 新たに導入されるクラブライセンス制度では、14年度決算までに債務超過の解消を求めている。会見した青野浩志社長は「(毎期)1億円前後は利益を出していきたい。ただ、それでは(解消は)実質的には無理。専門家などの助言も受けて社内で検討したい」と具体策を今後の課題とした。 当期の純利益は寄付金や地元行政、経済界からの支援を含め3億3200万円で、3期連続黒字の見通し。寄付金、支援を除いても約8000万円の純利益を計上した。ただ、来季は収入増が期待できる一方、残留へ向けて強化費増も見込まれる。 同社長は「スポンサーの