ターゲットに“タグ付け”すると自動発砲するライフル 2011年に創業したTrackingPointは、ド素人でも長距離からターゲットを正確に撃ち抜くことができる「自動照準ライフル」の開発・販売で、一躍注目を浴びた。しかし今回、そのライフルに認証の実装不備が発見された。悪用された場合、攻撃者ははWi-Fi経由で自動照準スコープにアクセスし、射撃のターゲットを変えるなどの操作を実行できてしまうという。 同問題をBlack Hat USA 2015で発表したのは、マイケル・アウガー氏とルナ・A・サンドヴィック氏夫妻だ。「When IoT Attacks: Hacking A Linux-Powered Rifle」の講演の中で、両氏は「TrackingPoint TP750」の詳細を調査し、セキュリティ上の問題があることを突き止めたと話した。