ロンドン(London)のパブで開催された「クリンジ・ナイト」で、十代の自分の日記を朗読するアナ・マクローリン(Ana McLaughlin)さん(2011年2月1日撮影)。(c)AFP/LEON NEAL 【2月14日 AFP】「1999年4月。わたしは恥ずかしい。わたしはキスがへたくそ過ぎた」――。ロンドン(London)の満員のパブのステージ上、照明に照らされて、ふるえる指で小さな紫色の本を持ったキャスリンさん(28)は16歳のころに書いた日記の一節を読み上げた。 これは、参加者たちが十代のころの恥ずかしい日記を代わる代わる朗読する「クリンジ・ナイト(恥ずかしさで身が縮む思いのする夜)」の一幕だ。観客たちは笑いころげたり、一緒に恥ずかしい気分になって楽しむ。いま、ロンドンでちょっとしたブームになっている。 キャスリンさんはクスクス笑いながら続けた。「1999年5月。フィルにデートに誘