この11年間で10回この部門を受賞してきたディズニー・アニメと傘下のピクサーは、オスカーの長編アニメ部門の支配者。だが、ピクサーから「インクレディブル・ファミリー」、ディズニーから「シュガー・ラッシュ:オンライン」が候補入りした今年、その両方にパンチを食らわせてみせたのは、「スパイダーマン:スパイダーバース」だった。 実のところ、この部門は、今回の授賞式直前、今作でほぼ決まりとされていたため、サプライズではない。だが、映画が完成していない3ヶ月ほど前には、誰もそんな展開を予想していなかった。その頃には、近年ヒット作にめぐまれていないソニーがお宝であるスパイダーマンをまたもや使い回すのかと、シニカルに見る人のほうが、むしろ多かったのである。だからこそ、いざ映画を見て、意外なアプローチと斬新なビジュアルにいい意味でのショックを受ける人が続出したのだ。まさかこう来るか、というやつである。 このバ
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