【上海時事】中国が独自の「仮想通貨」の発行を検討していることが分かった。 中国人民銀行(中央銀行)がこのほど明らかにした。仮想通貨「ビットコイン」の使用は認めていないが、仮想通貨そのものの長所は高く評価している。 人民銀のサイトによると、同行は1月下旬に北京市内で研究会を開催。仮想通貨は発行・流通コストを引き下げたり、取引の利便性を高めたりするほか、管理次第でマネーロンダリング(資金洗浄)や脱税への悪用を減らすことができ、利点は多いと結論付けた。 その上で研究会は「一日も早く仮想通貨を発行できるよう努力する」ことで一致。会合には人民銀の周小川総裁も参加した。