◇マグネット配布などPR本腰 県警は、歩行者が多い住宅街や通学路などで車の最高時速を30キロに制限する区域「ゾーン30」の知名度アップに乗り出した。これまでに県内で39か所を指定したが、検証の結果、車の走行速度や事故件数に変化がないケースがあるためだ。新たに「ゆっくり走ろう! ゾーン30」と記したマグネットシートを作製し、車に貼ってもらうよう呼びかけるなど、PRに努めている。(山本貴広) ゾーン30に指定された区域は、入り口の路面に「ゾーン30」と大きな文字を書き、場所によっては舗装を緑や青色にして目立たせている。県内では、2013年に田原本町の国道24号に近い八尾地区の住宅地で初めて整備。その後、奈良市の奈良女子大周辺や、橿原市の国道24号バイパスと県道・中和幹線が交わる土橋町地区などへと広がった。 香芝市立真美ヶ丘西小の周辺の住宅地は15年3月に指定。県警は通過する車の速度などを調べ、