交通ルールへの意識が異なる外国人が多く来日する2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、横断歩道での「歩行者優先」の意識を高めようと、警視庁は22日、都内で車両による歩行者の横断妨害行為の一斉取り締まりを実施した。 同庁によると、一部の外国では「横断歩道で歩行者が待っていれば車は必ず止まる」とのルールが浸透しているという。日本でも歩行者が優先だが、ドライバーの認識不足で停止しない車も少なくないことから、五輪前に改めて注意を呼び掛けることが狙い。 対象は五輪関連の競技会場や選手村が集中する14の警察署の管内で、一時停止を怠った車両を取り締まり、「横断歩道に近づいたら速度を落として」などと書かれたビラも配布。 昨年、都内で発生した交通事故による死者のうち、約46%に当たる76人は歩行者で、そのうち29人は横断歩道を渡っていた。
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