![サバイバルゲームは現代人に飢えを思い出させてくれる ─ そしてその楽しみは“一瞬のきらめき”【コラム】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9ea2a0da84026f85cf030df9aa6dcd67fb1875a1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.gamespark.jp%2Fimgs%2Fogp_f%2F232692.jpg)
※本稿には『バイオショック インフィニット』のネタバレが含まれ、本稿で示唆される通り、今すぐプレイした方が良いタイプの作品だ。 『バイオショック インフィニット』というゲームをご存知だろうか。もしプレイしたことがないのであれば、今すぐプレイした方が良い。これもまた現代ゲーム最高の達成のひとつである。 何が「最高」なのか。画面の美しさ、操作性のよさ、惹きつけるストーリー、「ハマる」ゲームプレイ。これらが相当な域に達しているということは言うまでもない。 しかし、「現代ゲーム」なる造語を勝手にしてまでぼくがこの作品を称えるのは、その要素だけを指しているのではない。評価のポイントは2点である。一点は、ゲームでありながら、ゲームそれ自体への批判的な視座を組み込んでいるという自己批評性。二点目は、アメリカの建国以来続く歴史的暗部を描き、プレイヤーを直面させるという困難なチャレンジを行い成功している点で
こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。 皆さんはワードウルフという遊びをご存知ですか? 僕は先日初めて体験したのですが、これが殺人的に面白い! 「遊びを作る側」を謳っている僕としてはとても悔しいのですが、遊びとしての完成度が素晴らしい。 あまりに素晴らしいので、今日はワードウルフについてまとめてみます。 ゲームの概要から、面白さの考察、そして勝つためのコツや、これからの社会がどうあるべきかまで絡めて書きます! 最後までお付き合いくだされ! ワードウルフとは? ワード(単語)+ウルフ(狼)の名の通り、単語を使った人狼のようなゲームです。 「人狼」的なエッセンスは残しつつ、よりお手軽で楽しいゲームになっています。 非常に簡単に言うと、「仲間はずれを探すゲーム」です。詳しいルールは以下! ワードウルフのルール 参加者全員が、ある単語(例えば、小学校)を与えられます。 この単語は全員共通ですが
「牧場物語」の和田康宏氏がSwitchに感じた可能性。生態系シム「ハッピーバースデイズ」クリエイティブプロデューサーインタビュー ライター:稲元徹也 カメラマン:佐々木秀二 12→ Nintendo Switch用ソフト「ハッピーバースデイズ」が,アークシステムワークスより2018年3月29日に発売された。 2017年にPS4とPC向けに発売された「Birthdays the Beginning」をベースにした本作は,キューブ状に構成された箱庭の地面を上げ下げして地表の気温を変化させることで,その環境に合った生物達が生まれてくるというシステムを持つ箱庭生態系シミュレーションゲームだ。プラットフォームがNintendo Switchになったことを受け,より間口を広げるべく,ゲームシステムにも少なからぬ変更が加えられている。 本稿では,その発売を機に収録した開発者・TOYBOXの和田康宏氏への
「XI[sai]」を手がけたクリエイター達の新作が登場。スマホアプリ「Wonder Flash」の早期アクセス版がGoogle Playで配信開始 編集部:Chihiro 2018年4月9日,シフトは,「Wonder Flash」のAndroid版をGoogle Playで早期アクセス対象アプリとしてリリースした。正式配信は今春の予定で,プラットフォームにはiOSも含まれる。 早期アクセス版「Wonder Flash」ダウンロードページ 本作は,世界中で親しまれている童話や民話をモチーフにしたマッチ3パズルゲームになる。開発を手がけるのは,PlayStationでミリオンヒットを記録したパズルゲーム「XI[sai]」を開発したクリエイター達だ。 今回の早期アクセス版では,3つのエピソード・60面が先行リリースされ,正式公開時に5つのエピソード・100面を提供するという。その後は,追加ステー
本セッションには、『逆転裁判』シリーズ初期成歩堂三部作や『大逆転裁判』シリーズを手掛ける巧舟氏が登壇し、これらのタイトルのシナリオやトリックの作りかたを解説した。 まず、巧舟氏は『逆転裁判』シリーズの一貫したテーマとなっている、“本格ミステリ”について説明。巧氏によると、ミステリー=謎には、サスペンスと本格ミステリの2種類が存在するのだという。このふたつには明確な違いがあり、サスペンスは、謎に対する興味が推進力となって読者をひっぱる物語のこと。一方、本格ミステリは、謎が論理的に解明される過程が主眼となる物語のことを指し、『逆転裁判』や『大逆転裁判』はこちらに該当する。 また、“論理的”という部分について、「作者と読者のあいだにルールがありさえすれば、どんな世界でも成立するのが本格ミステリです」と巧氏は語る。実際に『逆転裁判』シリーズには、綾里真宵という霊媒師のキャラクターが登場することから
PUBGの生みの親は,Modderからいかにしてゲーム開発者になったのか。GDC 2018の講演をレポート ライター:徳岡正肇 2017年にリリースされ,世界的な大ヒットとなったバトルロワイヤルゲーム「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)。この成功を踏まえたさまざまなフォロワー作品もヒットを飛ばしており,PUBGはバトルロワイヤルブームの発火点となったと言っても過言ではないだろう。 ある意味でゲームに新たな1ジャンルを確立したとも言えるPUBGだが,その根底にはMODがある。GDC 2018において,PUBGへとつながっていくMODを開発したModderであり,いまではPUBG CorporationのCreative Directorを務めるBrendan “PlayerUnknown” Greene氏が,「PLAYERUNKNOWN: FROM
[GDC 2018]王の死を以って,ゲームはプレイヤーのものになった。リチャード・ギャリオット氏達が語る「Ultima Online」のポストモーテム ライター:奥谷海人 GDC 2018の最終日となった2018年3月23日,1997年にElectronic Artsからローンチされ,MMORPGというジャンルをメインストリーム化させたことで多くのゲーマーに知られる「Ultima Online」のポストモーテム(事後検証)が行われた。参加したのは,「Ultima」 シリーズの生みの親として,RPGジャンルそのものに大きな影響を与えた“ロード・ブリティッシュ”ことRichard Garriott(リチャード・ギャリオット)氏,そしてUltima Onlineでは“ブラックソーン”という悪役のペルソナで知られていたStarr Long(スター・ロング)氏,リードデザイナーだったRaph Kos
アメリカ・サンフランシスコで実施されたゲーム開発者向けカンファレンス“GDC 2018”最終日、同作を手掛けた4人のクリエイターによるセッション“Classic Game Postmortem: 'Ultima Online'”が行われた。登壇したのは、プロデューサーであり、ゲーム内の“ロード・ブリティッシュ”でもあったリチャード・ギャリオット氏、ディレクターを務めたスター・ロング氏、リードデザイナーを務めたラフ・コスター氏、アソシエイトプロデューサーを務めたリッチ・ヴォーゲル氏だ。 『ウルティマ オンライン』が生み出した画期的な仕様や、サービス開始前/開始後の苦労、ゲーム内で起こった驚くべき事件などについて語られた本セッションを、詳しくリポートしていこう。
[GDC 2018]またボードゲームデザインデイがGDCにやってきた。ボードゲームにおけるランダマイザの特性とは ライター:徳岡正肇 Geoffrey Engelstein氏 GDC 2017で突如始まったアナログゲームデザインに関する知見が語られる「Boardgame Design Day」。GDC 2018においてもこのイベントはしっかりと存在しており,各種ボードゲームのデザインについて様々な知見が語られた(ちなみに今年はボードゲームのアプリ化関係の講演がやや多めだった)。 そんななか,昨年は「Board Game Design and the Psychology of Loss Aversion」(ボードゲームデザインと損失回避の心理学)と銘打った講演を行ったGeoffrey Engelstein氏が,今年もまた登壇するということで取材することにした。 「WHITE, BROWN,
ホーム ニュース Googleが「Google マップ」APIのゲーム開発者への提供を発表。Unityと組み合わせて、現実世界ベースのゲームの開発がさらに捗る Googleは3月15日、「Google マップ」のAPIがゲーム開発者向けに提供することを発表した。利用するには、コンタクトフォームからの問い合わせが必要だ。このAPIを利用すれば、現実世界200か国以上の国に存在する3Dの建物モデルや道路、ランドマーク、公園などをゲーム内に実装できるという。ただ実装するだけでなく、ゲームエンジンUnityと組み合わせることで、これらのオブジェクトの色やテクスチャ、サイズを変えるといったカスタマイズもできるようだ。 また負荷については、世界中に存在するGoogleマップのサーバーとインフラクチャーを利用することで、ゲーム応答時間についても短縮されるといい、さらにゲームの規模の拡大にも対応していくと
ホーム ニュース 『Stardew Valley』のChucklefishがさらなる新作を発表。恐慌中の1930年代にてナチスのオカルトを暴くターン制SRPG『Pathway』 全記事ニュース
梅原氏: 緊急座談会、「ゲームと金」。 座談会参加者: (拍手) 折笠氏: さあ始まってしまいました、今回の座談会ですけども。アシスタントを務めさせてもらいます折笠と申します。よろしくお願いします。 梅原さん、始まっちゃいましたけど、どうですかね? 梅原氏: どうですかね? なんか最初は軽い気持ちで、家で配信してるときに、座談会とかやったら面白いかもねって話をしていたんですけども。どうせやるんだったら、いま旬というか、世間を賑わせている「プロライセンス」の話で座談会をしたいなと思ったんですけど、ちょっと悪い癖がまた出まして、「これ、協会(※協会ではなく連合、JeSUを指す)の人呼んだら面白くね?」みたいな。 知り合いをとおして、「一応、ダメだと思うけど」って聞いたら、「OKだよ」ということになったんで、急遽動き出しまして。 なんでこのメンバーなのっていう突っ込みも入るかなと思うんですけど、
こんにちは。ヨッピーです。 左にいるのはガンダム? いいえ、バーチャロンです。 (※バーチャロンはゲーム名であり、画像はバーチャロイドです) 本日はセガことセガゲームスさんにお邪魔しております。 そもそも、今回の企画を実行するに当たって「ぐるなび」から「送別会をテーマになんかやってチョ!」みたいなことを言われまして、「送別会ってことはこの世からの送別、つまり『お前みたいなもんはこの世からとっとと送別されろや』ってことか!!!」って激怒して金属バット片手に地面をゴロゴロ転がっていたのですが、低い知能なりに送別会について悩んでいた時にふと思い出しました。 そう! 平成! 来年から元号が変わるんですよ皆さん! 2019年4月30日で「平成」が終わりなんです! そんなわけで「平成の送別会」をしようと思い立ったのは良いんですが、「平成」ってひとくくりにしてもさすがに範囲が広すぎるので、本日は「平成の
以上が、データであるが、一体なぜこのような形での指示対象のバラツキが起こっているのだろうか。 さしあたっては、今までに提出されている遊び論、ゲームデザイン論などの論考を参照・整理して次に紹介することを試みる。その上で、あらためてA~Gまでのグループをどのように解釈しなおすことができるのかを考えていくこととする。 第二節 「ゲーム」と「遊び」の区分 まずは、遊び論の中のいくつかに共通する要素として、「ゲーム」と「遊び」という区分を見ていきたい。 ではまず、G・H・ミード『精神・自我・社会』の議論を引用しよう 「自我の発生における背景的要素の別の組み合わせは、遊戯やゲームの活動のなかに示されている。」(186頁) 「もしわれわれが、遊戯と組織化されたゲームにおける状況を比べてみると、われわれは、ゲームをしている子供は、そのゲームに参加している他のすべての子供の態度を取得する準備ができていなけれ
孫子いわく「勝兵は先ず勝ちてしかる後に戦いを求める」は広く知られているが、この行程を実感するのは難しい。戦争の準備は、遠足の準備とスケールがちがう。準備段階が長くなるほど戦果という成否を知るまでのタイムラグが大きくなるのだ。プレイングの指標を得る経験がなければ、楽しみ方がちくと分かりづらい。 筆者が考えるに、発想の逆転がスマートな解決法となろう。成否ではなく操作を御褒美とし、決断する権利を楽しませるのである。これを実現するパーツが言語化された試しはないが、決断役こと国家主導者を演じるプレイという意味で、仮に“ロールプレイ”と称することにしよう。ロールプレイ性を重視したゲームはプレイングの指標を得やすく、また目当てのコンテンツを見つけるのが容易になる。 「Hearts of Iron 4」のスクリーンショット 具体例に第2次世界大戦が舞台のストラテジー「Hearts of Iron 4」をあ
【PSVRレビュー】 『星の欠片の物語、ひとかけら版』VRによるVRの為の謎解きアドベンチャー 『あの、素晴らしい をもう一度』や『ノベルゲームの枠組みを変えるノベルゲーム。』といった独創性あふれるノベルゲームを世に送り出してきた「自転車創業」による初のVR作品、それがPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)向けコミュニケーション謎解きアドベンチャー『星の欠片の物語、ひとかけら版』です。 本作は「VRでプレイする事に意味と価値のある体験が用意されている」と説明されています。それがどういった意味を持つのか、その点も併せてレビューしていきたいと思います。 プレイヤーをプレイヤーとして認識する少女 本作の舞台は、砕けてしまった星の核にあたる小さな星の欠片です。用途不明な装置がいくつか点在する他は、周囲を旋回する衛星が目に付くくらいで何もありません。この場所に取り残されて
ホーム Indie Pick エイリアンとなり人間を喰らうアクション『Carrion』開発中。“ホラーの逆の体験”をピクセルアートで暴力的に描く 発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たことがないような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第519回目は『Carrion』を紹介する。 『Carrion』は正体不明のエイリアンとなり、人類に襲いかかるアクションゲームだ。異世界からもたらされたような特殊なアビリティを使い、獲物である人間を狩り尽くす。こうした異星人となり人間を襲うというコンセプトとあってか、本作ではホラーというジャンルの逆の体験が味わえるという。ゲームの説明は以上であり、多くは語られておらず謎は多い。しかし、公開しているトレイラーや画像を見れば、ゲームのコンセプトがはっきりとはわかるだろう。 ティザー映像でつい目がいってしまうのは、画面を埋め尽く
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く