ネブラスカ州オファット空軍基地発--ありがたいことに、これまでにその事態が訪れたことはない。しかし米国は、核戦争のさなかに置かれるようなことがあれば、司令管制センターを地上から飛び立たせ、攻撃対象となる可能性のある場所から数分以内に離れる能力を必要とするだろう。 まさしくそれが、米国家空中作戦センター(NAOC)の役割である。4機の「E-4B」(危機的な事態において米軍の通信ニーズを支えるために改修された「Boeing 747-200」)は、核危機やそのレベルに匹敵する重大な事態が生じた際に、米国の軍高官が事態を掌握して指揮を執り続けることを可能にする。 これらの航空機が配備されているオファット空軍基地は、オマハのすぐ南にある。同基地は米戦略軍が置かれている場所でもあり、長い間、戦略航空軍団の本拠地であった。米CNETのDaniel Terdiman記者は、地球最後の日に使われるこの航空機
【ワシントン=中島達雄】脳を刺激して実際と違う誤った記憶(過誤記憶)を作り出すことに、ノーベル賞受賞者の利根川進・米マサチューセッツ工科大教授と理化学研究所のチームがマウスの実験で成功したと、26日付の米サイエンス誌に発表する。 過誤記憶を人為的に作り出したのは世界で初めて。 人間はしばしば記憶違いを起こすほか、妄想を抱く病気もある。これらの原因はわかっておらず、今回の成果をきっかけに解明が期待される。 利根川教授らは、マウスの脳の奥にある「海馬(かいば)」と呼ばれる部分に光を当て、実験を行った。海馬は記憶に関係すると考えられる。マウスの脳細胞には特殊な遺伝子が組み込まれ、光を当てると活性化、直前の記憶が再生されるようになっている。 このマウスをまず、何もしない安全な部屋に置いた後、形の違う別の部屋に移し、脳に光を当てながら、マウスの嫌いな電気を足に流した。このマウスを安全な部屋に戻すと、
米航空宇宙局(NASA)が公開した、土星に接近する土星探査機カッシーニ(Cassini)の想像図(2003年7月3日提供)。(c)AFP/NASA 【7月19日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は、惑星科学調査の一環として、2つの惑星探査機から見た地球の写真を間もなく撮影する。NASAはこれを「初の惑星間フォトボム(意図せずに写真に写ってしまうこと)」と呼び、該当する時間帯に屋外に出て、宇宙に向けて手を振ろうと世界の人たちに呼び掛けている。 1つ目のチャンスは、土星探査機カッシーニ(Cassini)による撮影で、太陽が土星を背後から照らす時間帯に当たるグリニッジ標準時(GMT)の19日午後9時27~47分(日本時間20日午前6時27~47分)だ。 だが、写真写りを気にして髪形や化粧を整える必要はなさそうだ。この時間帯、カッシーニと地球は14.4億キロも離れている上、昼間の時間帯に当たる地域
【編集委員・尾関章】万物に質量を与えるとされるヒッグス粒子の発見がほぼ確実になった。スイス・ジュネーブ近郊にある素粒子実験の国際拠点、欧州合同原子核研究機関(CERN)が14日、昨夏に発見を宣言した新粒子の新たな解析結果は「ヒッグス粒子であることを強く示している」と正式発表した。 CERNの大型加速器LHCで、ヒッグス探しの実験を続けてきた二つの国際チームの最新成果にもとづく。「スピン」と呼ばれる性質の値を調べたところ、新粒子は、ヒッグス粒子に特徴的な「ゼロ」という値をもつらしいとわかったことなどが根拠だ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事(フロントランナー:下)「3千人連名でも自分の研究」(1/19)(フロントランナー:上)ヒッグス探究で世界観反転
米マサチューセッツ州メドフォードのタフツ大学の生物学者、マイケル・レビン博士が、オタマジャクシから目を切り取って、別のオタマジャクシの尾に移植し、その目が完全に機能しているという驚くべき結果を示した。 脳ではなく、脊髄につながったこの目は、本来なら正常でないない位置にあるのに、きちんと機能している。この発見は、特に再生医療分野において多くの意味をもつだろうと研究者らは期待している。
15日ウラル山脈上空で大気圏に突入しロシアに堕ちた隕石の起源がわかりました。 南米コロンビア・メデジンのアンティオキア大学の著名な物理学者ジョージ・ズルアガ(Jorge Zuluaga)博士とイグナシオ・フェリン(Ignacio Ferrin)博士がチェリャビンスク革命広場や近隣市の監視カメラから入った映像や気象衛星メテオサットの映像の時刻から位置情報・速度・高度を分析し、 三角法で軌道を割り出したもの。 計算にあたっては、チェリャビンスクから70km離れたチェバルクリ湖にバックリ開いた穴、あれを落下地点としました(計算後、「落下地点でほぼ確定」という報道もありましたね)。 結果は論文にまとめ、骨子だけウェブに公開(pdf)中なのですが、中にはこう書かれています。 我々の見積もりでは、チェリャビンスクの小惑星は上空32~47kmの間で光ったものと思われる。[...]スピードは(地表に対して
13歳のLauren Rojasが作ったサイエンスフェアのプロジェクトは、びっくりするほど高く舞い上がった。 カリフォルニア州アンティオックのコーナーストーン・クリスチャンスクール7年生の女の子が、3人の男性が高層大気圏に気球を飛ばすというVisaのコマーシャルを見た。そして彼女は、高度が気圧と気温に与える影響に関する仮説を証明するための実験をやりたいと思った。 「宇宙のことは、ずっと詳しくなりました」と彼女。 インターネットで有名人になったことで、予想外の勉強もした。 彼女の風船旅行のビデオは、YouTubeでほぼ100万ビューを記録した。気球のカプセルには銀色のロケットが取り付けられ、その中には、彼女が大好きなキティちゃんを乗せた。90分間のフライトの映像は、数台搭載したGoProカメラの中の1台で撮影された。キティちゃんは地上93625フィート(約28キロメートル)まで飛び上がったの
蚊が生きた注射器となってワクチンを運ぶという高校生のアイディアが注目されている (Co.Exist の記事より) 。 このアイディアは蚊を遺伝子操作して唾液にワクチンの成分を持たせようというもので、すでに FDA へプレゼンテーション済みでビル・ゲイツ財団から補助金を受ける用意もあるという。発案者の Joshua Meier は 16 歳の高校生であり、Provita Pharmaceuticals 社の CEO である。彼は 2012 年の Google Science Fair のファイナリストでもある。 唾液にワクチンの成分を持たせることができるなら同様にして恐ろしいウィルスなども持たせることができるのではないか?とちょっと怖い。しかし注射嫌いや糖尿病の人には朗報なのではないだろうか?
赤外線は電磁スペクトルの一部で、通常のマウスなら感知することはできない。赤外線を感知するための装置は、本来触覚に関わる脳の部位に埋め込まれた微小電極のシステムにつながれた。 「ブレインマシン・インターフェースプロジェクト」では、これまで、失われた機能を補うことを目的として研究がなされてきたが、今回の研究は、今までになかった機能を増やすことを目的として神経機能代替装置が使用された初めての例となる。普通の動物に、文字通りの第六感を獲得させる研究だ。 マウスにはあらかじめ、スペクトルの可視領域の光が点灯したときに、光源の近くの穴に鼻先を突っ込めば報酬(この実験では水)がもらえることを学習させておいた。その後、学習を終えたマウスの脳内にある赤外線検出器をオンにすると、赤外線発生源にマウスが顔を向けたときに、脳の触覚をつかさどる領域が刺激される。赤外線源に近づくほど、赤外線の信号が強くなるというわけ
DDN は 音楽 ・ 映像 に関する デジタル アート を中心に情報ミックスを配信中
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く