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ブックマーク / hodge02.hatenablog.com (17)

  • モサド、勧誘工作の手口 - HODGE'S PARROT

    ビクター・オストロフスキー&クレア・ホイ著『モサド情報員の告白』(By way of deception、TBSブリタニカ)。イスラエルの情報機関モサド*1の元オフィサーが書いたノンフィクションで、1991年の発売当時、イスラエル当局がこのの出版差止請求を起こし、それがいったん認められた後、出版社側の逆提訴によってニューヨーク州最高裁判所が先の判決が憲法違反に当たるとして逆転判決を下した経緯を持つ。その騒ぎもあって、その騒ぎゆえに、このは(当然)ベストセラーになった。 By Way of Deception 作者: Victor Ostrovsky,Claire Hoy出版社/メーカー: St Martins Pr発売日: 1991/05/01メディア: ペーパーバック クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見る その第四章「勧誘工作の手口」。オストロフスキーは、情報収集の

    モサド、勧誘工作の手口 - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2011/08/03
    ビクター・オストロフスキー&クレア・ホイ著『モサド情報員の告白』よれば、収集される情報のうち60%から65%は公開メディアから。
  • "もちろんタンタンはゲイだ、スノーウィーに問うてみたまえ" - HODGE'S PARROT

    ベルギーの著名な新聞記者タンタン氏(Tintin、b.1929)はゲイではないのか、という情報が世界中を駆け巡っている。相棒のスノーウィー氏(英 Snowy、仏 Milou)にも証言が求められたようだ。 7s7 Culture - "Tintin était-il gay? Demandez à Milou!" via kwout 日でも報じられた。[http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2556283/3668343:title=AFP によると]、 元英国会議員の英タイムズ(Times)紙記者マシュー・パリス(Matthew Parris)氏は*1、この漫画を注意深く読めばタンタンが同性愛者であることは明白だと言い切る。ちなみにパリス氏は自身についても同性愛者だと公言している。 「タンタンは両親や家族について決し

    "もちろんタンタンはゲイだ、スノーウィーに問うてみたまえ" - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2011/07/21
    そういえばこんな「情報」があったな→
  • Dilution of shareholder、Derrida S.A. の資本 - HODGE'S PARROT

    先日、「天神茄子:フランス語の砂漠」さんのところで「デリダの遺稿はどこへ?」という記事を読んで、ジャック・デリダの「遺産」をめぐって訴訟騒ぎが起きていたことを知った。いかにもデリダらしからぬ/デリダらしい transaction ではないか、と検索してみたら、日語でも報じられていた。 仏現代思想の大家、デリダ氏の「遺産」の行方は? 遺族と勤務大学がトラブル [イザ!] デリダ氏は、1986年から2003年まで、カリフォルニア大アーバイン校で非常勤の講師を務めていた。90年には自筆の文書やメモなどの資料を同大に引き渡すことで合意していた。 デリダ氏というネームバリューゆえか、受け入れに向けた大学側の態勢には力が入っていた。パリ郊外のデリダ氏宅にコピー機を運び込んだ上、フランス語ができる研究者を常駐させ、資料の分類にあたらせた。 ところが、デリダ氏は次第に、カリフォルニア大に不信感を持つよう

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    HODGE 2011/07/20
    いちおう僕、簿記わかります(キリ! →
  • 徹底してフィロゾフィーレンせよ! 〜 オーストリアの哲学教育 - HODGE'S PARROT

    島崎隆 著『ウィーン発の哲学 文化教育・思想』より、第二部 ”オーストリアの教育と「哲学すること」” についてメモしておきたい。そのタイトルのとおり、オーストリアの学校教育に関する考察だ。 もともと僕がこのを手に取ったのは、第三部の”「オーストリア哲学」の可能性”で、ウィトゲンシュタインが、当然のことながら、大きく取り上げられていたからだ。そこでは、ジャニク&トゥールミン『ウィトゲンシュタインのウィーン』の主張が分析されているし、ウィリアム・W・バートリー/William Warren Bartle の『ウィトゲンシュタインと同性愛』にも「きちんと」触れられている。また、ウィーン学団のモーリッツ・シュリック/Moritz Schlick の暗殺に関しても記されている。 ウィーン発の哲学―文化教育・思想 作者: 島崎隆出版社/メーカー: 未来社発売日: 2000/10/01メディア:

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    HODGE 2011/07/08
    そういえば、オーストリアも宗教が公教育で重視されていて、無神論をふくめ、各人の宗派に対応した「分離型」の教育的措置がとられていたはずだ。
  • アレックス・ロス、かく語りき - HODGE’S PARROT

    『ニューヨーカー』誌(The New Yorker) で音楽批評を担当しているアレックス・ロス(Alex Ross、1968年生まれ)が Charlie Rose と対談、その模様が YouTube にアップされた。 Charlie Rose - Alex Ross アレックス・ロスは昨年、初の著書『The Rest Is Noise: Listening to the Twentieth Century』を発表し、それが大いに話題になった。 The Rest Is Noise: Listening to the Twentieth Century 作者: Alex Ross出版社/メーカー: Farrar Straus & Giroux発売日: 2007/10/16メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (4件) を見る Free trial ‘The

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    HODGE 2010/12/27
    アレックス・ロス/Alex Ross について。
  • オルガンだ! フランクの『前奏曲、フーガと変奏曲』 - HODGE'S PARROT

    僕の好きな、好きな、大好きな音楽──セザール・フランクの『前奏曲、フーガと変奏曲』の演奏がまたまた YouTube にあった。しかもオリジナルのオルガンによるものだ。すごく嬉しい。Xaver Varnus さん、ありがとう! Xaver Varnus - Franck: Prelude, fugue et variation Part 1 Xaver Varnus - Franck: Prelude, fugue et variation Part 2 同じオルガニストの演奏によるヨハン・ゼバスティアン・バッハのプレリュード(『プレリュードとフーガ』BWV 546 より)も圧倒的なまでに素晴らしい。こういう音楽を聴くと、生きてて良かったと当に思う──こういう音楽があるからこそ生きていける。 Xaver Varnus - Bach: Prelude in C minor 場所はパリのサンシ

    オルガンだ! フランクの『前奏曲、フーガと変奏曲』 - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2010/11/21
    セザール・フランクの《前奏曲、フーガと変奏曲》@パリのサン・シュルピス教会 (St. Sulpice)
  • エリオット・カーターのエスプリ・リュド/エスプリ・ドゥ  - HODGE'S PARROT

    まだ間に合うか──と、アメリカの作曲家エリオット・カーター(Elliott Carter、b.1908)のディスクを一枚取り上げておきたい。ピエール・ブーレーズ指揮、アンサンブル・アンテルコンタンポランの演奏によるものだ。 Carter: Oboe Concerto / Espirit Rude 発売日: 2001/06/25メディア: CD エリオット・カーターは、オリヴィエ・メシアンと同じく、1908年に生まれた。つまり、今年2008年は彼の生誕100周年にあたる。メシアンと違うのは(あるいは指揮者のカラヤンらと違うのは)、カーターは現在でも「現役の」作曲家なのだ──Wikipedia を見ると、フルート協奏曲をはじめ四作品が年度に発表されている。100歳の現役作曲家、しかも、ブーレーズが好んで取り上げるバリバリの前衛なのだ(エリオット・カーターはアメリカの現代音楽家の中で唯一演奏す

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    HODGE 2009/01/01
    颯爽と受け流している「感じ」と言えば、ルトスワフスキの後期作品やアンリ・デュティユなんかも、それと通じるところがありますね。
  • ジョン・エヴァレット・ミレイ展とバリー・ウインザー=スミス - HODGE'S PARROT

    ジョン・エヴァレット・ミレイ展@Bunkamuraザ・ミュージアムに行ってきた。《オフィーリア》を始め、↓ の Youtube で紹介されている作品の多くを見ることができて、とても満足した。 John Everett Millais 今回の展覧会でとくに印象的だった作品をいくつか挙げると、まず、殉教した聖人を描いた《聖ステパノ》(St Stephen)。オフィーリアとはまた違った死の描写に惹かれた。次に火事の現場から子供を助け出す消防士を描いた《救助》──人物たちが炎に照らされて赤く染まっている。この迫真的な「赤さ」に眼を奪われ、しばらく絵のまえから放れられなかった。それと《露にぬれたハリエニシダ》の幻想的な美しさにもグッときた。この3作品を見ることができて、ちょっとミレイへに対する個人的な評価が変わった感じだ──ま、《マリアナ》のような上流婦人(なんといってもあの「青」だ)や《木こりの娘

    ジョン・エヴァレット・ミレイ展とバリー・ウインザー=スミス - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2008/12/23
    id:Captain-Y さん、どうもです。違うのって『The Savage Sword of Conan』かな?/P・クレイグ・ラッセルについて調べたら、なるほどオスカー・ワイルドとも関係があるのですね。http://en.wikipedia.org/wiki/P._Craig_Russell / サンキュ ↓
  • 人を苦しめるメタファー - HODGE'S PARROT

    或る現象を癌と名附けるのは、暴力の行使を誘うにも等しい。政治の議論に癌を持ちだすのは宿命論を助長し、「強硬」手段の採択を促すようなものである──それに、この病気は必ず死に到るとの俗説をさらに根強くしたりもする。病気の概念がまったく無害ということはありえないのだ。それどころか、癌の隠喩そのものがどことなく集団虐殺を思わせるとの議論も成り立つと思われる。 勿論、いずれかの政治観のみがこの隠喩を独占するというのではない。トロツキーはスターリン主義をさしてマルクス主義の癌と呼び、中国では最近四人組が「中国の癌」ということになった。ジョン・ディーンはウォーターゲイト事件をニクソンに説明して、「内部に癌があります──大統領のすぐ近くに──しかも、大きくなっています」と述べた。アラブ陣営の論説のなかで中心的な隠喩となっているのは──イスラエル国民は過去二十年に亙って毎日ラジオでそれを聞かされてきたのであ

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    HODGE 2008/10/19
     ”ある母子家庭の子供が「バイキン」ならば、その母親は「バイキンの母親」なのか。” 赤木かん子は何をしてきたんだ? 良心というものがないのか?
  • 英国とタスマニア州のLGBT教育への取り組み - HODGE'S PARROT

    ゲイジャパンニュースに、イギリスの小学校で同性愛と同性カップル家庭を紹介するプロジェクトと、オーストラリアのタスアニア州の高校で行われているホモフォビアと戦うためのプログラムに関する記事が載っていた。こういった学校における差別撤廃のための取り組みは、非常に重要で有意義なものだと思う。 子供を持つ親ならば、誰でもその「当事者」に成りうる──ほとんどの親は、自分の子供がゲイであると「知らない」「気づいていない」だけなのだから。 イギリスの小学校 同性カップル家庭に関する教育を始める [GAYJAPANNEWS] 新しい試験プロジェクトは、絵や絵画、ドラマ、その他さまざまな手法を使い、同性愛というものを4歳から11歳の就学児童に紹介している。それらの教材の中のひとつ、「King & King」という絵の中では、3人のお姫様と恋におちることができなかった1人の王子様が、最終的に1人の男性と恋に

    英国とタスマニア州のLGBT教育への取り組み - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2008/10/12
    川原泉だけではない、「川原泉問題」を構成しているのは例えば「子供の本の探偵」を名乗る赤木かん子らが「絡んでいること」だ。
  • 愛ゆえのレイプ、愛国心ゆえのレイプ - HODGE'S PARROT

    『言葉と傷』という題名の論集に寄稿した法学者や活動家たちは、憎悪発話の規制に理論的根拠を与えようとして、「発話」の法的範囲を拡大したり、複雑化する傾向がある。これが可能になるのは、発言を思想の「表現」であり、かつ「ふるまい」の形態であるとみなすことによってである。個々の人種差別的な発話は、それが向けられる人々に人種的劣性を宣告すると同時に、その発言をとおして、その人種を従属的立場におく効果を生みだす。 マツダ(=マリ・マツダ)らによれば、発言が憲法修正第一条の「保護」を受けているかぎり、その発言は国家の後ろ盾を得ているとみなされる。彼女の見方では、国家の介入がないということは、国家に裏打ちされていることと同義となる。 ジュディス・バトラー『触発する言葉』(竹村和子訳、岩波書店)p.114-115 Mari Matsuda の『Words that Wound』は翻訳されていない。が、それを

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    HODGE 2007/03/13
    ”欺瞞的なレトリックこそ、日本における「陰湿な差別形態=やおい」を野放しにしているのではないか。” 
  • 「やおい」は異性愛の症候である - HODGE'S PARROT

    「女は男の症候である」というのは、後期ラカンの最も悪名高い「反フェミニズム的」テーゼのひとつだろう。しかし、われわれがこのテーゼをいかに読むべきかについては根的な両義性がある。この両義性はラカン理論内部における症候の概念の変化を反映している。もし症候を、ラカンが一九五〇年代に定義したようなもの──暗号化されたメッセージ──として捉えるならば、もちろん女=症候は記号として、男の敗北の具体化としてあらわれ、男が「自分の欲望に負けた」という事実を証明する。フロイトにいわせれば症候は妥協の産物である。主体は症候において、自分の欲望についての真理(彼が直視できなかった真理、彼が裏切った心理)を、暗号化された判読不能なメッセージとして受け取る。 スラヴォイ・ジジェク『汝の症候を楽しめ』(鈴木晶訳、筑摩書房) 「同性愛関係はない」異性愛物語=「やおい」が、とくに同性愛者を不快にさせるのは、<言語>を通

    「やおい」は異性愛の症候である - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2006/11/27
    げー、今読み返したら、すげー恥ずかしい。なぜ今頃ブクマに・・・。まあ誰でも一度はラカン用語(ジジェク経由だけど)で遊んでみたくなるものだ──なんてね。
  • 少女マンガに巣食う差別主義  川原泉問題 - HODGE'S PARROT

    以前「少女マンガと優性思想」や「ブリテン 『戦争レクイエム』」で示した、川原泉の差別の問題点。 この問題に関して、”それは「古い」作品だから”という弁解が通用しない状況が浮上した。最新作である『レナード現象には理由がある』においても、差別・人権侵害が繰り返されたのだ。 hana53 さんが詳細に論じている。 川原泉「真面目な人には裏がある」 [ハナログ] …と、これは編集がストップをかけるべきだったろうというあんまりなプロットも酷ければ、「BL小説をまとめて読んだから同性愛男性に対して寛容になった」(「レイプものAVを大量に見たからレイプ被害者の苦痛が理解できるようになった」というぐらいにトンチキな話のように思われます)と称しつつ、兄のパートナーの背後に「幻獣バジリスクが見える」と言ってみたり、「ホモ判定実験」なるものを面白半分に実施してみたりする偏見まみれのヒロインに対して、「同性愛に対

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  • アイヒマンの正常さは恐ろしい  川原泉問題 - HODGE'S PARROT

    ナチズムは、おそらく、血の幻想と規律的権力の激発との最も素朴にして最も狡猾な──そしてこの二つの様相は相関的だったが──結合であった。社会の優生学的再編成は、無際限な国家管理の名にかくれてそれがもたらす<極小権力>の拡張・強化と相まって、至高の血の夢幻的高揚を伴っていた。 ミシェル・フーコー『性の歴史Ⅰ 知への意志』(渡辺守章 訳、新潮社)p.188 「パリで同性婚を阻むもの 差別知」で触れた、川原泉の「取り巻き」の発言。差別を「正当化」するために、「種の原理」が発動されることは、注目していい。これこそが優性思想が抱くモチーフそのものだからだ。 繰り返そう。 まあ、世の中全て同性愛者になっちまうと、 今度は「種の保存」はどーなる、という問題が出てきますけどね。 人工授精またはクローンしか成り立たなくなるし、 それはそれでまた生命倫理的にどうなのかと。 人工的にしか子孫を残せなくなった時点で

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  • パリで同性婚を阻むもの 差別知 - HODGE'S PARROT

    フランス社会党のセゴレーヌ・ロワイヤル氏が、「同性結婚及び同性愛者の養子縁組を支持する」とゲイ雑誌のインタビューで言明したが、右派の政治家ドビルバン氏らはこれに反対している。 アメリカだと、ブッシュ大統領(「われわれの大統領」by ジュディス・バトラー)を始めとする面々が浮ぶが、フランスにはもう一つの「反動勢力」が存在している。 宗教? ではない。宗教よりも始末の悪い「似非科学」である。 ジュディス・バトラーの『アンティゴネーの主張』を読むと、精神分析が、いかにして差別を企てているのか、人権侵害を行っているのかが、わかる。米国の宗教右派や保守政治家よりも「スマート」で、そしてよりいっそう「残酷」な言い回しをしている。 「連帯民事契約法」(パックス、PACS)へ反対するために、パリの精神分析家が、心的権力を発揮したのだ。 ゲイが養子をとる権利はパックスの提議のなかには含まれていなかったにもか

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  • BBC問題の検証の検証 So it Goes. - HODGE'S PARROT

    外岡秀俊『岐路に立つ公共放送──揺れる「独立王国」BBC』(『論座』2005年4月)を参照したい。 この記事では、最近の英国放送協会(BBC)に関するいくつかの議論が、簡潔に示されている。 その中で僕がとくに注目したいのが、「イラク戦争の大義」をめぐる英政府との対決の顛末、具体的にはハットン報告とバトラー報告で検証された中身である。 英政府とBBCが全面対決に突入したのは、「ケリー事件」の扱いが原因だ。2003年7月、「英政府はイラクの大量破壊兵器の脅威を誇張した」と報じたBBCの情報源と看做されたケリー博士が自殺した。英下院外交委員会が博士を召喚した3日後のことだった。 現在では、米英政府が認めたように、イラクには元々「大量破壊兵器はなかった」ことが判明している。したがってBBCの報道は、結果として公共性に適っていたのだが、しかし当時、記者の些細なミスが、BBC側を不利な状況に追い込んだ

    BBC問題の検証の検証 So it Goes. - HODGE'S PARROT
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    HODGE 2006/01/18
    ケリー事件を通じて正面からBBCと対決したブレア首相が、「それでもBBCの独立性は大事」だと言った
  • ネオ・リベラリズム時代の多文化主義 - HODGE'S PARROT

    ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義―オーストラリアン・マルチカルチュラリズムの変容 作者: 塩原良和出版社/メーカー: 三元社発売日: 2005/11/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (11件) を見る まだ序章しか読んでいないのだが、塩原良和『ネオ・リベラリズムの時代の多文化主義』(三元社)は、今年のベストになりそうな予感。まず帯の文を引用したい。 ネオ・リベラリズムという時代のなかで、多文化主義という理念をいかに<再構築>するのか。反-質主義的多文化主義は、なぜ、エスニック・マイノリティのエンパワーメントを阻害する「意図せざる帰結」をもたらしたのか。70年代以降、白豪主義からマルチカルチュラリズムに政策転換してきたオーストラリアを事例に明らかにする。 提起される問題は、マイノリティのエンパワーメントの「実践」の多くは、マイノリティの人々

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    HODGE 2006/01/01
    「マイノリティ」と「個人化」、ヌスバウムのバトラー批判とも関連させたい
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