7月19日、カザフスタン出身のフィギュアスケーター、ソチオリンピック銅メダリストのデニス・テンが死亡したというショッキングなニュースが報道された。 タス通信によると、テンは故郷のアルマトイでテンの車のミラーを盗もうとしていた2人組みの男と口論になり、ナイフで右太腿を刺されたという。 通行人が救急車を呼んで意識不明になっていたテンはERに運び込まれたが、3リットルの血液を失って手術中に死亡が確認された。 まだ25歳だった。 タラソワの秘蔵っ子だったテン。 デニス・テンは1993年、韓国系カザフスタン人の両親の元に生まれた。5歳でスケートを始めたが、当時アルマトイには屋外リンクしかなかった。 「母親にたくさん重ね着をさせられて、着膨れして当時のぼくはまるで氷上のカボチャみたいだったんです」と、子供時代を回想して笑いながら語っていたテン。 その後2004年にモスクワに拠点を移し、エレナ・ブイアノ