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ブックマーク / yamada5.hatenablog.com (16)

  • 「ず・ぼん⑫ 図書館とメディアの本」 - 児童書読書日記(仮)

    ず・ぼん―図書館とメディアの (12) 出版社/メーカー: ポット出版発売日: 2006/11メディア: 単行 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 図書館関係のですが、偕成社社長の講演録が載っていたのでここで取り上げます。 戦後の児童書出版についての概観が述べられています。一般の読者にはあまりなじみのない児童書の商売としての面に触れられていたのが興味深かったです。 例えばハリポタの影響について、児童書の翻訳権が高騰し、並みの出版社*1では買えなくなったと負の面が指摘されています。 来ならば児童書は家庭工業のように細々とつくっていたのが、世界経済の構図みたいなものに巻き込まれたことが、一番の不幸だったんじゃないかと思います。逆にそういう中で非常に大きなビッグビジネスを追う風潮も盛んになってきて、その一番の典型が『ハリー・ポッター』なわけです。(23ページより引用)

    「ず・ぼん⑫ 図書館とメディアの本」 - 児童書読書日記(仮)
  • 今度は佐藤多佳子か……? - 児童書読書日記(仮)

    芥川賞、直木賞の候補が発表されました。やはりこのブログとして言及しておかなければならないのは、佐藤多佳子の名前が挙がっていることでしょう。森絵都に続いて佐藤多佳子が直木賞受賞ということになれば、その次はあさのあつこか……と妄想はふくらむばかりです。 露骨にひいきしてしまっていますが、YAが鳴かず飛ばずだった時代からこのラインの女性作家に注目してきた身としては、よくぞここまできたと感慨深いものがあります。 さて、現実問題として今回は受賞の可能性はあるでしょうか?他の候補者も実力者がそろっていますし、彼女が初ノミネートであることを考えれば難しそうです。しかしの雑誌のベスト1に選ばれた勢いもありますから、そこそこの勝負はできるはずです。 直木賞を逃したとしても、むしろこれは前哨戦で当の戦いは屋大賞だという見方もありますし。しばらく話題はつきません。 一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ-

    今度は佐藤多佳子か……? - 児童書読書日記(仮)
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    Hebi 2007/01/05
  • 「花をくわえてどこへゆく」(森忠明) - 児童書読書日記(仮)

    花をくわえてどこへゆく (文研じゅべにーる) 作者: 森忠明,小林与志出版社/メーカー: 文研出版発売日: 1981/01メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る この作品の主人公、6年3組の学級委員森壮平は児童文学史上最強クラスのダメ人間です。彼は二つの理由から世をはかなみ、学校に通うのを止め隠遁生活にはいることになります。 ひとつ目の理由は飼い犬のテツに捨てられたこと、もうひとつは好きだった女の先生が婚約してしまったことでした。 ファインが、美しい、という意味なら、五年四組担任の岸先生の足は、とびきりのファインだ。 美人ぶってよそよそしく、えこひいきがはげしいといううわさもあるが、岸先生の性格がどうだろうと、あの美しい足はぼくの気に入りだった。 しかし、この四月、岸先生は、ぼくらの担任、矢崎耕介先生と結婚の約束をしてしまった。 デパートのマネキン人形

    「花をくわえてどこへゆく」(森忠明) - 児童書読書日記(仮)
    Hebi
    Hebi 2006/11/21
    >この作品の主人公、6年3組の学級委員森壮平は児童文学史上最強クラスのダメ人間です。
  • 「教室の祭り」(草野たき) - 児童書読書日記(仮)

    教室の祭り (わくわく読み物コレクション) 作者: 草野たき,北見葉胡出版社/メーカー: 岩崎書店発売日: 2006/10/18メディア: 単行購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (7件) を見る 素っ気のないタイトルと北見葉胡による表紙から嫌な予感を持たされてしまいます。思った通り怖いお話でした。いや、お話ではなくて、この作品に描かれているたぐいの「祭り」は現実に数限りない教室で行われているはずです。われわれが生きているこの世界がいかに不気味で不条理であるかを暴き立てているからこそこの作品は怖いのです。 主人公は5年生にあがったばかりの澄子。彼女はおとなしいクラスメートの直子と仲よくしていました。ところが5年生になってから通い始めた塾で澄子はカコら新しい友人を得ます。しだいに澄子は直子と疎遠になっていき、やがて直子は学校に来なくなってしまいます。カコたちは直子を迎えに

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    Hebi 2006/11/13
  • 「ぼくのはなし」は過激な絵本なんだって - 児童書読書日記(仮)

    「性描写」過激、抗議受け人形芝居の演目変更 愛媛の児童厚生施設 愛媛県立児童厚生施設「えひめこどもの城」(松山市西野町)で7月30日に地元劇団が上演を予定していた、性教育用の絵を原作とする人形芝居に「内容が過激だ」などと抗議が相次ぎ、演目を変更していたことが1日分かった。原作の絵は3部作で、うち1作品は「ペニス」や「ワギナ」の呼称、描写などがある絵として知られている。演目は性器描写のない2作品だったが、こどもの城は抗議を重視し、変更措置を取った。 原作の2作品は童心社(東京都)発行の「わたしのはなし」と「ふたりのはなし」。人が生まれるまでの過程などを描き、性器の呼称や描写のある「ぼくのはなし」と合わせ、3部作となっている。いずれも“人間と性”教育研究協議会(東京都)の創設者、故・山直英氏が監修。全国の小学校の図書館などで使用されているといい、児童の性教育に一定の影響を与えている。

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  • 「軽装版」論争勃発、がんばれ石崎洋司! - 児童書読書日記(仮)

    珍しく児童文学界で格的な文学論争が巻き起こりそうです。 ことの発端は日児童文学者協会の機関誌「日児童文学」の2006年5・6月号において「軽装版は花ざかり」という特集が組まれたことでした。その特集が「『売れてるものは、ちょっといじっとけ』みたいなノリ」の浅薄な内容だったことに石崎洋司が立腹し、なんと協会の公式サイトで批判を展開しました。すでに児童文学作家のサイトや掲示板でいくつかの反応が起こっています。 石崎洋司はこう述懐しています。 80年代の前半に編集に携わっていたので、当時、「ズッコケ三人組」シリーズがどんなふうにいわれてたかを、とりあえず目撃していたのですよ。あのときは、批判する側が圧倒的に多かった。でも、結局、子ども読者が勝った(買った)。 ようするに「純文学は偉くてエンタメは下等、売れてるはけしからん」的な昔からある価値観で最近の文庫書き下ろしのエンタメ作品が低く見られ

    「軽装版」論争勃発、がんばれ石崎洋司! - 児童書読書日記(仮)
    Hebi
    Hebi 2006/06/24
    >「日本児童文学」の2006年5・6月号において「軽装版は花ざかり」という特集が組まれた/>昔からある価値観で最近の文庫書き下ろしのエンタメ作品が低く見られている現状
  • ポプラ社がジャイブを買収 - 児童書読書日記(仮)

    ポプラ社がまたやらかした。 4月26日付で、コミックやノベルスなどを発行するタカラの子会社・ジャイブの全株式を取得。近年、児童書分野だけでなく一般書などにも進出しているポプラ社が、さらなる事業拡大を図る。 http://www.shinbunka.co.jp/ CAXの日記さんのエントリーで知りました。児童文学ファンとしては、狙っている層がかぶっているであろうポプラ社「Dreamスマッシュ!」と「カラフル文庫」の今後の扱いが気になります。やりようによっては児童向けライトノベルレーベルの勢力図が激変するかもしれません。レーベルとしては出遅れた感があるものの、実績のある児童文学作家を起用し、そこそこのレベルを保っている「Dreamスマッシュ!」。かたや「カラフル文庫」は深沢美潮やひかわ玲子、あちたろう(阿智太郎)等、ラノベの血を積極的に入れていることが特長です。さらに、さとうまきこのミステリー

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    Hebi 2006/05/01
    期待とおそれが半分ずつ…
  • 「トールキンとC・S・ルイス」(本多英明) - 児童書読書日記(仮)

    トールキンとC.S.ルイス―『指輪物語』と『ナルニア国物語』、二人の作家の物語 作者: 多英明出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2006/03/01メディア: 単行 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 映画の便乗という面はおおいにあるのでしょうが、こういうかためのが再刊され書店の目立つところに平積みされているのはうれしいことです。 評伝というより物語といった方がこのにはふさわしいでしょう。「序」では「ニグルの木の葉」を取り上げ、トールキンをニグル、ルイスをパリッシュになぞらえてみせ、ふたりの人生を虚構化します。 ビルボの物語が「行きて帰りし物語」だったのに対して、なぜフロドの物語は帰るところで終われなかったのか。こんな視点から故郷喪失者としてのトールキンの物語が紡がれていきます。一方で、無神論からキリスト教に改宗したルイスは、トールキンとは別の道を進むことに

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    Hebi 2006/04/10
    エアレンディルとリーピチープ
  • 「だれか、ふつうを教えてくれ!」(倉本智明) - 児童書読書日記(仮)

    だれか、ふつうを教えてくれ! (よりみちパン!セ) 作者: 倉智明出版社/メーカー: 理論社発売日: 2006/03メディア: 単行購入: 2人 クリック: 59回この商品を含むブログ (26件) を見る 理論社の「よりみちパン!セ」に障害学の倉智明が登場しました。当事者の直截な言葉に重みを感じます。第一章では、弱視である倉智明が少年時代に仲間たちと変則ルールをつくって野球をしたエピソードが語られます。一見「共生」が実現された美談のように見えるこの事例を彼は「たのしいものではなかった」と振り返り、全肯定はしません。「健常者」の側は善意から変則ルールを提案したのだから、それを当事者に否定されると強烈な衝撃を与えられます。もちろん倉智明はただ直感的に「たのしいものではなかった」と言っているわけではなく、なぜ楽しくなかったのかを冷静に分析しています。彼の主張は「よりみちパン!セ」の読者

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    Hebi 2006/04/07
    >「わたしたちはこの問題についてもっと考えなければならないと思いました。」と結んでおけばすまされますが、この本はその先を要求しています。
  • 「ファンタージエン 愚者の王」(ターニャ・キンケル) - 児童書読書日記(仮)

    ファンタージエン 愚者の王 作者: ターニャ・キンケル,遠山明子出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/03/08メディア: 単行 クリック: 4回この商品を含むブログ (5件) を見る(ネタバレ配慮なし) 太極拳って明代にできたんじゃなかったっけ。李白と同時代の人間が太極拳を知っているのはおかしいと思うんですが、まあいいか。 「はてしない物語」の二次創作シリーズの第二弾。主人公はファンタージエンの機織り村シリドムの娘レス。彼女は日頃から機織りになることが決められている自分の境遇に疑問を持っていました。ファンタージエンでは虚無の脅威が広がっていますが、村の大人たちは何もしようとしません。そこでレスは、一匹を道連れにファンタージエンを救う方法を探すため旅立ちます。 要するにレスの旅は、アトレーユの旅を模しているわけです。アトレーユの他にも救い主を導くために冒険し

    「ファンタージエン 愚者の王」(ターニャ・キンケル) - 児童書読書日記(仮)
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    Hebi 2006/03/27
    本家を超える二次創作なんてありえないんだ、ということなのかも。
  • 「12歳からの読書案内」(金原瑞人監修) - 児童書読書日記(仮)

    12歳からの読書案内 作者: 金原瑞人出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2005/12/19メディア: 単行 クリック: 32回この商品を含むブログ (32件) を見る 金原瑞人を含む13人の評者が「12歳から」にむけて100冊のを紹介しています。 すべての中高の学校図書館はこのを一番目立つところに置いておくべきでしょう。児童文学をだいたい読み尽くして次に何を読んでいいのかわからないという子供にうってつけのブックガイドです。取り上げられている作家名をみればすごさがわかるはず。 片川優子、岩瀬成子、北野勇作、村中李衣、芝田勝茂、乙一、秋山瑞人、舞城王太郎、嶽野ばら、田口仙年堂、最上一平、保坂和志、寺山修司、宇野亜喜良、長新太、森達也、滝竜彦、渡瀬草一郎、西尾維新、小川一水、藤野千夜、川島誠、水村美苗、松尾スズキ、大塚英志、川達雄、穂村弘 さらに100冊のほかに金原瑞人のコラム

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    Hebi 2006/02/19
    こんなラインナップだったとは。盲点だった。アマゾンの評価についての下りも興味深い。/でもそういう内容だとしたらこの渋い表紙は…親対策なのか。
  • 「ココの詩」(高楼方子) - 児童書読書日記(仮)

    ココの詩 作者: 高楼方子,千葉史子出版社/メーカー: リブリオ出版発売日: 1987/10メディア: 単行購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見る ゆめを見ましょう 春のゆめ いつかわたしが大きくなったら 白い小さなお舟にのって 知らない国へと ゆーらゆら 高楼方子は、現在もコンスタントに作品を発表し続けているにもかかわらず、伝説の作家です。なぜなら発表されているのは幼年童話ばかりで、年季の入ったファンが待っている長編が一向に発表されないからです。決して幼年童話のレベルが低いといっているわけではありません。しかしこの人の数少ない長編ファンタジーの神がかったおもしろさを知ってしまうと、幼年向けはいいから長編を書いてくれと思わずにいられません。だって第一長編の「ココの詩」がこんなに面白いんだから。これで数さえだしてくれれば、私はためらいなく高楼方子は日のファ

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    Hebi 2006/02/07
    無限ループの豊饒
  • 「クリスマスの幽霊」(ロバート・ウェストール) - 児童書読書日記(仮)

    クリスマスの幽霊 (Westall collection) 作者: ロバート・ウェストール,ジョン・ロレンス,坂崎麻子,光野多惠子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2005/09/21メディア: 単行この商品を含むブログ (3件) を見る 工場で働く父の元にお使いに行った僕は、創業者のオットーの幽霊を見てしまいます。オットーの幽霊が現れた日には死人が出るという言い伝えが工場にはありました。オットーは今晩死ぬのは父親ではないかとおそれを感じ、父親を守るために行動を起こします。 クリスマスの幸福感、そして信頼で結ばれた家族の幸福感が作品世界に漂っています。しかしその中に不気味に死の気配が進入し、緩やかに幸福が破壊されていきます。クリスマスの幸福から死の恐怖へ、極端から極端へ実にスリリングに作品の雰囲気を変容させています。考えてみればクリスマスの季節は寒さが厳しく、死の気配は身近にころがっ

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    Hebi 2005/11/29
  • 「ぼくらのケータイ3days」(さとうまきこ) - 児童書読書日記(仮)

    ぼくらのケータイ3days (Dreamスマッシュ!) 作者: さとうまきこ,やまだないと出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2005/09/01メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る さとうまきこの若さにはいつも感心させられます。その時代時代の子供のリアルを捉えるのがずば抜けてうまい。ちょっと前まではオカルトネタを使う事が多かったですが、それはあくまで子供のリアルな気分を導くためのツールで、描いていたのは厳然とした現実でした。最近は子供の居場所としてコンビニに注目したり、私小説風の援助交際ものまで書いてみたり、圧倒的なアンテナの高さを誇っています。 作の主役は携帯電話です。拾ったケータイに脅迫のメールが送られてきた。一体持ち主は誰でどんな状況に陥っているのか?ケータイにクラスメートの電話番号が入っているのはなぜか?こんな謎が物語を引っ張って、ミステ

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    Hebi 2005/11/11
    たしかに>持っていない子にとってはけっこうな夢アイテムなんだろうと思います。
  • 「素数ゼミの謎」(吉村仁) - 児童書読書日記(仮)

    素数ゼミの謎 作者: 吉村仁出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2005/07/12メディア: 単行購入: 6人 クリック: 85回この商品を含むブログ (66件) を見る 昨年北米を騒がせた素数ゼミをテーマにした、科学もののノンフィクションです。17年周期に大発生して大騒音を巻き起こすあれですね。 「なぜこんなに長年かけて成虫になるのか?」 「なぜこんなにいっぺんに同じ場所で大発生するのか?」 「なぜ13年と17年なのか?」 という3つの疑問からスタートして、素数ゼミの謎を解き明かしていきます。 ということで、理系人間にはたまらない内容のになっています。でもそれ以上に、読みやすい文章とイラストや写真の多用によって、理数系が苦手な人やを読むのが苦手な人にも読みやすい作りになっていることに好感が持てます。 冒頭で脈絡なく著者の写真を出してみる。大発生した素数ゼミの人口密度が一部屋あた

    「素数ゼミの謎」(吉村仁) - 児童書読書日記(仮)
  • 「晴れた日は図書館へいこう」(緑川聖司) - 児童書読書日記(仮)

    「晴れた日は図書館へいこう (文学の森)」(緑川聖司) 図書館ミステリ、今になって思えばなぜ今までこのテーマの児童文学がなかったのかが不思議になります。児童文学を愛する人の大部分は図書館マニアでしょうから。実際好きな子供はよっぽどお金持ちの子でない限り図書館にはお世話になっているはずです。 利用者にはなかなかわからない図書館の問題、苦労などが紹介されていて図書館初心者にはおもしろいかと思います(来の読者対象はほとんどが図書館ビギナーですが)。図書館という場所はいろいろと誤解を受けやすいところでもあるので、啓蒙の意味でも有意義だと思います。でもわたしも図書館を愛する人間の一人であるがゆえ、首を傾げざるを得ないような場面もありました。 まず第一話は問題ありません。いい暗号ものですし〔→ネタバレ*1〕、普通に美談になっています。 でも、60年延滞事件やブックポストに水をぶちまけ事件を無理に美

    「晴れた日は図書館へいこう」(緑川聖司) - 児童書読書日記(仮)
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    Hebi 2005/06/13
    図書館が舞台の児童向けミステリ…あったような気がするけど、うーん。
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