ガソリン税を夏の行楽シーズンの間だけ廃止しようという考えが、共和党の大統領候補に確定したマケイン上院議員から発案された。突拍子もないアイデアのように思えるが、ガソリン価格の高騰は米国でもそれだけ深刻な事態であることの表れだ。 マケイン上院議員が3月15日に明らかにしたアイデアはシンプル。レジャー用のガソリン需要が高まる5月下旬から9月初めまでの期間をガソリン税休暇の時期として、連邦税を免除する。 連邦ガソリン税は1ガロンあたり18.4セントが課せられているので、これがそのまま非課税扱いとなる。1リットル換算で約5円ガソリン価格が安くなる計算だ。ちなみに、ガソリン税には州税(1ガロンあたり28.6セント)も課せられているが、こちらは免税の対象外。 全米のガソリン平均価格は1ガロンあたり3.49ドル(3月20日現在)で、1カ月前と比べて20セント以上、1年前と比べると70セント近く値上がりして