長井さんが治安部隊に射殺されるパフォーマンス。こと切れてもカメラを手放さない(渋谷の国連大学前で。写真=筆者撮影) 2年前、ヤンゴンで民衆デモを取材中、治安部隊に射殺されたフリージャーナリストの長井健司さんを追悼する集会が27日、渋谷の国連大学前で催された。 「日本人カメラマン、ヤンゴンで軍の発砲を受け死亡」。07年9月27日の夕方、テレビ画面に点滅したニュース速報の字幕スーパーを今でも昨日のことのように思い出す。 紛争地域の取材を専門に手がける友人のE氏がミャンマー行きを計画していたため、撃たれたのはE氏ではないかと反射的に思った。E氏はサダム・フセイン政権下のイラクで秘密警察に拘束された“実績”を持つ。ミャンマーでも一度国外退去を喰らった経験もあるので余計に心配になった。JanJan編集部からも携帯に電話がかかった。「ミャンマーで撃たれたのはEさんじゃないだろうな?」 E氏に電話したと