「立派な入れ墨ですね」拡張団にご機嫌取る新聞社 部数至上主義は蜃気楼だ 黒薮哲哉(2007-06-06 13:30) 日本の新聞社が掲げるのは部数至上主義である。その前線部隊が新聞販売店であることはよく知られているが、新聞社の販売政策を支える別の役割を果たすもうひとつの組織がある。影のような存在。暴力装置としても機能する。新聞のセールスチーム(新聞拡張団)である。 法人格を持たずに企業活動 セールスチームについて語るとき、まず驚くのは、ついこの前まで、その大半が法人格を持たずに企業活動を展開していたことである。もちろん個人業という名目であれば、必ずしも法人格を取得しなくても違法行為ではない。 しかし、30人を超えるような人員を使って仕事をしている組織が法人格を取得していなければ、通常であれば税務署が問題視する。ところが不思議なことに、税務署は延々とそれを黙認していたのである。 にわ