NHK大相撲中継「巨大利権の80年史」 7月14日 19時36分 コメント コメントする 「いろいろな声が1万2千件(寄せられた)。NHK以外の、外部の不祥事でこれだけの声があるのは大変なことだ」 NHKの福地茂雄会長(76)は、大相撲名古屋場所の生中継中止に至った理由を苦渋の表情で語った。かつては民放各局もテレビ、ラジオでこぞって中継をして「どのチャンネルに合わせても相撲ばかり」と顰蹙を買った時代もあった。 だが、スポンサー撤退などを理由に民放が次々と中継から撤退。いつのまにか、大相撲はNHKの独占中継となった。しかし、その裏側には「NHKだからこそ中継継続は可能だった」(NHK関係者)という特殊な理由もあったのだ。 「それは受信料という安定収入があるからです。NHKは公益法人ですが、相撲協会に支払われる放送権料を公表しない。相撲協会に問い合わせても『個別の契約内容はお答えできませ