中国といかに向き合うか 胡錦濤訪日の意味を考える 4月29日から4日間、中国へ行ってきた。 今回は、中国中央電視台という、NHKのような放送局で、日本人3人と中国人3人での討論会を行った。日本側は僕が司会を務め、中国側は中国中央電視台キャスターの白岩松(ハクガンショウ)氏が司会を務めた。彼は、中国13億人のうち7億人が彼のことを知っているという、中国のナンバーワンキャスターだ。 日本からは、僕と、元外務省で、現在は外交評論家の岡本行夫さん、元外務省アジア大洋州局長で外務審議官も勤めた田中均さんが参加した。田中さんは、小泉純一郎元首相が北朝鮮へ行ったときのお膳立てを全部やった人物だ。中国側は白岩松氏のほかに、元駐日本中国大使を務めた徐敦信(ジョトンシン)氏、中国外交学院院長の呉建明(ゴケンミン)氏が出演した。 前代未聞の大討論会 これはまさに中国中央電視台始まって以来の、前代未聞の