財務官僚の口車に乗って打ち出した消費税10%が、菅を出口の見えない迷路に追い込んでいる。 足掻けば足掻くほど深みにはまる泥沼状態と言うべきか。 あるいはアリ地獄と言ったらいいか。 「税制についてだが、まずは先ほど申し上げた207兆円の国の総予算を徹底的に見直すという作業が始まったばかり。その中からさらに無駄なもの、必要のない制度、あるいは間違った制度などを変えていく。そのうえである時期に消費税といった議論も必要になるかと思うが、少なくとも増税から入っていくのではなく、まずは今までの財政のあり方そのものを徹底的に洗い出すというというところに、やっと1歩目から2歩目に踏み出したところだ」 (【菅・財務相就任会見】(2)「増税から入らず、ムダを洗い出す」 2010.1.7 ) この時点ではまだ正気を保っていたようだ。 しかし、その正気もわずか1ヶ月余りで怪しくなってきた。 財務官僚恐るべし。 消