炭都繁栄の象徴残そう 同じ世代のテレビディレクターに比べ、北海道の大自然の中で育ったことが、私の原点になっています。東京に出て十年目くらいでそれを実感しました。番組収録で久しぶりに千歳へ降り立つと、それだけで体中の細胞が喜ぶんです。 夕張市登川地区で過ごした小学生時代、たびたび山の中でキャンプしました。川が増水して、夜中に流されそうになり、あわてて移動したこともあります。そんな経験からか、番組スタッフに「きょうは嵐になる」と言い、その通りになって驚かれることが何度もありました。 夕張は石炭のためにできた街ですから、閉山とともに自分の古里(登川)がなくなったことは、仕方ないと思っています。ただ炭鉱OBで、ここで人生を全うしようと思っていた人たちには、今回の財政再建問題はつらい現実でしょうね。 戦後の復興期に、石炭産業を重点的に育成する「傾斜生産」を行ったのも、国内炭生産を打ち切ったの
先が読めない 「具体的な人数なんて、今は恐ろしくて言えない。ぎりぎりまで発注を遅らせるしかない」。夕張市選管の千葉博務事務局長は、頭を抱える。悩みの種は、市長選の立候補者がポスターを張る選挙掲示板のサイズだ。 三月四日の立候補予定者説明会まで約二週間。例年なら立候補者が出馬表明を終えている時期だが、市が財政再建団体となる今年は、まったく先が読めない。市外から手続きを問い合わせてきた三十人余りが、全員出馬したら−。 「運動員用腕章」など立候補者に交付する、いわゆる「七つ道具」は何組準備するのか。自分も含め、三月末で市職員が大量退職する中、煩雑になる開票作業は順調に進むだろうか。「夕張市民が誰も経験したことのない選挙が始まる」 動けば反発も 状況が一変するのは、市議選も同じだが、事情は違う。市内に渦巻く市議会批判が、いや応なしに派手な選挙活動を自粛させている。 「市民に
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