民主党は、国会議員が政策を議論する「議員政策研究会」を党内に新たに設ける方針を固めた。政策決定に関与できず、不満を募らせていた中堅・若手議員の政策調査会(政調)の復活要求が広がりを見せる中、小沢一郎幹事長も受け入れた。8日の党役員会で正式に決定する。 党幹部によると、議員政策研究会は内閣、財務、防衛などの府省に対応する形で10前後の部門ごとに研究会を設け、各研究会長は政務三役ではない議員から選出。政府提出法案(閣法)について議論するほか、各府省幹部や関係団体からの意見聴取や内閣への政策提言ができ、独自の議員立法も可能とする。 ただ、党が掲げる「政策決定の政府一元化」に反しないよう、閣法提出の可否を決めるような「事前審査」は認めず、内閣が決定する現在の方式は維持する。各政策研究会を束ねる「政調会長」に当たるポストの復活も認めない。 鳩山由紀夫首相や小沢氏は政調復活に慎重で、政務三役と議