知事選から一夜明けた9日午前、初当選した元副知事の阿部守一氏(49)は長野市内で記者会見し、公約に掲げた「信州型事業仕分け」について、来年度予算編成への反映も念頭に、年内にも実施する考えを示した。仕分け人は「県民から公募する」とし、裁判員の選任手続きを引き合いに「実現できるかは別として、無作為抽出という形が取れればいい」とも述べた。 阿部氏は、就任後、真っ先に取り組む課題として事業仕分けを挙げ、「予算の削減を目的とするだけでなく、開かれた県政、県民に参加してもらえる県政を実現する第一歩」と説明。公約に掲げた女性登用を念頭に置く副知事人事や「ドクターヘリ」の中南信配備に向けた調整作業も優先課題に挙げた。 県営浅川ダム(長野市)計画については、就任前から県の協力を得て状況の把握を進めるとした。 「教育再生」実現のため、知事部局に子どもや教育政策の専門部署を設置する方針をあらためて表明。た