スマホやタブレットの普及で、画面を指でなぞるという操作方法はもはや当たり前のものとなった。ノートPCでも2in1モデルなどが台頭し、タブレットスタイルで使っている人も少なくない。それに比べると、デスクトップPCは依然としてマウスとキーボードで操作している人が大多数を占めるだろう。 もちろん、液晶一体型PCならディスプレーにタッチパネルを採用しているモデルもあるが、昔と比べると近年は減少傾向にある。画面を触って操作するというインターフェースは直感的でわかりやすい反面、その機能を実現する部材の追加などで本体価格は上昇する。ゆえに、タッチパネルを採用するデスクトップPC環境は増えないのだろう。 では、タッチ対応ディスプレー市場はどうか? 実は近年、そのモデル数は着実に増えてきている。しかし、その多くはモバイル用途の15.6型以下のモデルが多くを占める。持ち運びには便利だが、自宅の作業机の上で腰を