ご承知のように、低線量被曝というのは、100ミリシーベルト以下の被曝量を指します。これについて「判明していない」とよくマスコミは言いますが、「判明していない」というのは正確ではありません。 放射線被曝と健康被害との関係は、はっきり解明されています。それは広島、長崎の厖大な疫学データである寿命調査(LSS・Life Span Study)があるからです。 下図は、広島・長崎LSSかから得られた被爆量とガンの関係をみたものです。縦軸は被曝していない集団に対してガンが何倍になったのかを現しています。横軸は被曝線量(単位シーベルト)です。 (図 田崎春明「「やっかいな放射線と向き合って生きていくための基礎知識」より) 一番左隅の1.0倍は普通の集団と変わりはないという意味で、線量も0シーベルトです。このグラフから分かるのは、ガンが増加する「上乗せ」が線量に比例することです。 たとえば、このLSSグ
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