誰かにCDをプレゼントするのは難しい。 相手の趣味趣向を考え選ぶのだろうが、音楽に疎ければなかなか当たりを引けない気がする。 では音楽に詳しいプロに任せればいいんじゃないか?相手のイメージをCDショップの店員さんに伝え、選んでもらうのだ。 そしてもしそれが当たるなら、現代に生きる相手だけでなく歴史上の人物が喜ぶ音楽の把握も可能ということ。 ペリーと水戸黄門のイメージを伝えCDを選んでもらおう。
指針への理解 文化庁の文化審議会漢字小委員会が漢字に関する指針(案)*1を作成しました。 どのような内容か、ちょっと読売新聞を引用して述べますと、 漢字の手書き文字について、「はねる」「とめる」など細かい違いで正誤はなく、多様な漢字の形が認められていることを説明する*2 というもので、具体的には画像のようなものです(画像は2.29読売新聞夕刊より)。 つまり、「とめ」「はね」など些細な違いで漢字の正誤を判断するのは誤りであるから、それを説明する指針を作ったわけです。また、これは、学校教育などでも柔軟に評価するように求めています。 すこし結論めいたことをいうと、漢字を厳しく採点するのは教員間で徐々に出来上がった代物であり、それに全く根拠はありません。実は、細部にこだわらなくてよいということは、文部省時代から60年以上にわたって述べられていたことで、どちらかというと教員の方がそのことを理解せず
一部で「萌え絵」が槍玉に挙げられているのだが、どうも萌え絵とポルノを混同してるような言論が目立つ。萌え文化ともいえるある種のサブカルチャーで育ってきた人間としては看過しがたい言説である。 そこで萌え絵とポルノが無関係であることを示すために、少し萌え絵の成立というものを振り返って見ることにしようと思う。 萌え絵と少女漫画とオタク ちょうど Wikipedia に「萌え絵の特徴」というセクションがあるのでそのリストをまずは引用してみよう。 目と目の間隔が実際の人間よりかなり広い(ヒトの黄金比美人であれば目の間隔はおお-よそ目一個分を少し上回る程度) 角膜(虹彩)が非常に大きく縦長 瞳の色が、青・緑・赤・紫など、自然のままの健康な現実の人間ではあり得ない色 鼻は点だけという事が多く、鼻梁は描かれない 口は小さめで、閉じているときは目の数分の一のサイズ。現実には口は目より大きい 著しく退化した顎。
関東地方の水がめのひとつ、群馬県みなかみ町の利根川最上流に造られた矢木沢ダムは、毎年12月から4月くらいまで訪れることができなくなる。 豪雪すぎて道が閉鎖されるのだ。 しかし今年、初めて一般向けに冬季見学会が開催された。人目に触れることのなかった真冬の矢木沢ダムの姿が見られる!ということで、迷わず応募した。そして参加してきた。
ちょっと前、仕事でご一緒させてもらった先輩ライターの方から、「すごいはんこ屋さんに行ってきた」という話を聞いた。 曰く、福岡にあるそのはんこ屋さんは、とにかく置いている印鑑の数がすごい。10万本。あと、店主のおじさんが面白い。そういう話である。 おじさんが面白いのはさておき、10万本の印鑑がお店に並んでいるのは見たい。どういうビジュアルなのか想像がつかない。 よし、見に行ってこよう。 1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。(動画インタビュー) 前の記事:ペン栽の愉しみ > 個人サイト イロブン Twitter:tech_k
オタクがサブカルを嫌いなのは、サブカルが「オタクを馬鹿にして優越感を搾取する文化」だから - 自意識高い系男子 リンク先の記事を読み、90年代のオタク差別を思い出した。実際、90年代〜00年代前半にかけて、クラスメートに向かって「アニメ大好き人間です」「ゲームが趣味です」と表明できるオタクは少なかったと思う。ネットの論調も“オタクは差別されるもの”という前提で、だからこそオタク自虐芸が流行していたわけで。 ただ、中森明夫さんの「おたくの研究」や宮沢章夫さんの『80年代地下文化論』を引用したうえで「サブカルがオタクをバッシングしていた」と看做しているのは、ちょっと違うかな、と思う。中森さんや宮沢さんはサブカルだったのではなく新人類だったのであって、対立の図式は「オタクvsサブカル」ではなく「おたくvs新人類」だった。私が文献的に調べた範囲では、「サブカル」という四文字スラングは80年代にはま
先制攻撃を仕掛けてきたのはサブカルだった 竹熊健太郎氏が「オタクvsサブカルはオタクの妬みから始まったもの」と言っているのは以前も見て知ってはいるのですが、違うよ、ぜんぜん違うよ!と、ここはひとつ主張しておきたいところ。 以前↑の記事で書いたように、私の認識では「オタクvsサブカル」ってのは、サブカルが優越感を得るためにオタクをダシに使い始めたことで始まった「消費センス競争」なんですよ。 サブカルってのは、「消費センスに優れたオレかっこいい」のナルシシズムを基本とする文化なので*1、「センスの悪いあいつら」という外敵を構造上必要とする文化なんですよね。で、その「外敵」としてターゲットにされたのがオタクだった。 サブカル側の人間である、中森明夫氏の「おたくの研究」や宮沢章夫氏の「80年代地下文化論」を読むと、当時のサブカルがいかに壮絶にオタクを馬鹿にしていたかが分かって非常にムナクソ悪い気分
◎はじめに アニメ・漫画・ゲームを規制しようと主張する人達は、しばしば「子供達を守るために」と口にします。しかし、アニメ・漫画・ゲームを規制することが、本当に子供達を守ることにつながるのでしょうか? イジメ・不登校・家族との不和。学校に馴染めない、友達ができない、劣悪な家庭環境。それでも、周囲の大人たちは助けてくれない。そんな地獄に直面せざるを得なかった時、アニメ・漫画・ゲームに救われた経験を持つ人は意外なほどに多いのです。 今も日本のどこかに、アニメ・漫画・ゲームに救われて、どうにか生き延びている子供達が、無視できない数存在しているはずです。アニメ・漫画・ゲームが規制されたら、そんな子供達はどうなるのでしょうか? ここから先は、子供の頃にアニメ・漫画・ゲームに救われた経験の持つ人達の事例集になります。それらを全て読んだ後、アニメ・漫画・ゲームを規制することが本当に子供達を守ることになるの
ある方の開示請求によって、 武雄市図書館・歴史資料館の改修にあたって廃棄された蔵書・視聴覚資料の一覧[http://www.nantoka.com/~kei/TakeoReferences/%e4%bd%90%e8%b3%80%e7%9c%8c%e6%ad%a6%e9%9b%84%e5%b8%82%e3%81%ae%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6%ef%bc%9atakeoproblem/%5b%e6%ad%a6%e9%9b%84%e5%b8%82%5d%20H26-02-28%20%e6%ad%a6%e5%b8%82%e6%95%99%e6%96%87%e7%94%9f%e7%ac%ac157%e5%8f%b7%20%e6%ad%a6%e9%9b%84%e5%b8%82%e5%9b%b3%e6%9b%b8%e9%
7月になると、夏休みに入る小学生が学校から大量の荷物をえっちらおっちら持ち帰るのをよく見かける。夏の風物詩である。 私が育った近所では、小学生たちは青いお盆のようなものに荷物を乗せて下校した。 青いお盆。 そう、それこそが教室机用の引き出し、「ノアのハコー」である。
大量のアイテム課金に関するdisを読んだのだけれど。 アイテム課金に対するdisはたいていの場合「お前が遊びたいようなゲームはお前の求めるような値段では遊べない」で反論が終了してしまう。 以上終了でいいんだけど一応色々書いておく。 どうにもweb上の言論というのは、自分の感情を代弁してくれるものにしか賛同出来ない人が混ざっているようで、このあたりは残念極まりないのだけど。 ■前置き アイテム課金に関する意見は多くある。一問一答するとこうなる。 「アイテム課金なんかやってたらゲームが終わる ⇒やらなきゃとっくの昔に終わってる。 「ゲーム性にかかわるところで課金すんな」 ⇒まったく同意だが、そうでない手法の成功例が無い。(上回れない) 「コンシュマでアイテム課金すんな」 ⇒そして滅びる。 こんな感じじゃないすかね。 全部商品としてのゲームの話ね。 ■JoJoとパワプロ ちょっと前ではJoJoA
2013年07月24日放送の「マツコ&有吉の怒り新党」にて、サッカーのコアなファンとニワカファンについて語られていた。 真のサッカーファンと、ニワカのバカ騒ぎは何が違うのか? 有吉弘行「ニワカだから騒ぐなっていうのは、俺は好きじゃないんだけどね」 マツコ・デラックス「同感です。毎週Jリーグ応援してるからって、何なんだよ、って思うけどね」 有吉「うん」 マツコ「毎週バカ騒ぎしているか、たまにバカ騒ぎしているかの差だろ。だったら、毎週バカ騒ぎするより、たまにバカ騒ぎしてるファンの方が、まだ良いわ」 有吉「もう一個、群集心理でバカ騒ぎしている奴らに腹が立つっていうのは、分かる」 マツコ「わかるけど、埼玉スタジアムで毎週上半身裸でバカ騒ぎしているヤツは、渋谷のスクランブル交差点でバカ騒ぎしているヤツと、どこが違うんだって話よ」 有吉「うん、うん(笑)」 マツコ「よくあるスポーツバー、一生足を踏み入
山本七平bot @yamamoto7hei 1】【山本七平:以下[山本]】前略~ま、ここで信仰箇条ふうに症例を挙げるとすれば、社会ハ悪、我ハ善ナリ。そして、純粋ヲ尊ブベシ。(笑)特にこの純粋信仰というやつ、じつに興味深いですね。<岸田秀との対談集『日本人と「日本病」について』 2012-09-26 21:57:45 山本七平bot @yamamoto7hei 2】【岸田秀:以下[岸田]】特に動機が純粋であれば人を殺してもいいという、あの……。 【山本】動機純粋論ですね。 【岸田】あの思想の系譜はどこから来たのか。 【山本】それはもちろん戦前から、いや徳川時代からありましたね。尊皇思想以来です。 2012-09-26 22:28:08 山本七平bot @yamamoto7hei 3】【山本】天皇の絶対と個人の規範だけが絶対化されれば、その人間が純粋に天皇を思い、規範においても純粋であればそれ
「クールジャパン」って言うじゃないですか。でも、アニメ業界とかアイドルの業界の現場の人は、いま発表されている現状をみて、「うーん、なんか外してるよなぁ」と思っている人が、ほとんどなんじゃないでしょうか。 でも、「日本でしかどうやら起きていないっぽい何か」を伝えたら、何か面白い、価値のあることが起きるんじゃないか、という感覚は、間違ってないと思うんですよね。ただ、いくつか、かなりはっきり間違っていることがある、んじゃないかと。 先日、世界中から呼ばれてライブをしに行きまくっていつつ、ニッポンのアニメ・アイドル産業の最前線にいる声優・シンガーソングライターの桃井はるこさんを #jz2 というトークイベントにお呼びして教えてもらったのが、世界の「ニッポン大好き!」って言ってくれる人たちは、みんな「クール」、冷静なんかじゃないということ。オタクである自分でも思いますが、好きなものに冷静に接する、な
前々回の『初音ミクを生んだ“革命的”技術を徹底解剖!ミクミクダンス、音声、作曲…』、前回の『キャラ設定はない?ボカロPが語る「初音ミクの作り方」〜AKBファンと同じ?』に続き、今回も「初音ミクとは何か?」に迫るべく、楽器メーカーのエンジニア、初音ミクのファンやボーカロイド愛好家に行った、インタビューの内容を書かせていただきます。 そして本シリーズの最後として、「なぜ初音ミクは、最高水準の技術に支えられるまでに至ったのか?」「なぜ文化にまで昇華されたのか?」などについて、まとめさせていただきます。 【楽器メーカー技術者Oさん(仮名)へのインタビュー】 ーー最近の楽器メーカーは、ボーカロイド(ボカロ)という新しいメディアの登場を、どのように考えているのでしょうか? Oさん 正直、「現状では、状況を見守る以上のことはできない」が答えになると思います。 初音ミクで採用されている、ボーカロイド音源に
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