なんらかの面で平均よりはるかに高い能力を持った人を「エリート」と呼ぶことにします。エリートは、おおむね世の中の役に立つ人ですが、本人がその優秀さ/特別さを意識してないときは弊害をもたらすこともあります。 「俺って優秀なんだぜ、お前らとは違うんだぜ」と鼻にかけたような態度。そんな人は嫌な奴かもしれないですが、無害なエリートです(実際に優秀だとして)。優秀なだけでなくて人格的にもいい人、「僕は特別じゃないですよ。中の上くらいかな。ちょっと運が良かったところもあるし」と本音で言うような人、これは危ないです。タチの悪いエリートかもしれません。 「渡邉美樹氏の謙虚さが生むブラック性」には、渡邉美樹氏のタチの悪い面=ブラック性が記述されています。渡邉氏は、多少の運もあったでしょうが、もともと高い能力を持ち大変な努力で成功をつかんだ人ですが、誠実で謙虚な人でもあるためにタチが悪い、と。 彼は過酷な労働の