ヘミングウェーの未発表作品が米誌に掲載された/LLOYD ARNOLD/HULTON ARCHIVE/GETTY IMAGES (CNN) 米国の文豪アーネスト・ヘミングウェーが第2次世界大戦中に連合軍がナチス・ドイツから解放したパリを舞台に書き下ろしていた未発表の短編が米文芸誌「ストランド・マガジン」最新号に5日までに掲載された。 1956年に創作された作品の題名は「ア・ルーム・オン・ザ・ガーデン・サイド」。「庭側の部屋」とでも訳せる。 ヘミングウェーは同年、出版社側に新たな短編5作を完成させたと連絡。今回初めて公開される作品もその中に含まれていた。 ヘミングウェーは当時、5作品について「多分、非常に退屈な出来具合だが一部は大変面白いものになったと考えている」とも指摘。「私が死んだ後ならいつでも出版してよい」との意向も伝えていた。 「ア・ルーム・オン・ザ・ガーデン・サイド」には戦争、ワイ
イスラエル中部テルアビブで、ドルーズ派がデモを行っている現場に到着した精神的指導者シェイク・ムアファク・タリフ師(中央、2018年8月4日撮影)。(c)AFP PHOTO / JACK GUEZ 【8月5日 AFP】イスラエルをユダヤ人の国家と規定した新たな法律は差別的だとして、イスラム教の一宗派であるドルーズ(Druze)派の信徒とその支持者が4日、中部テルアビブで数万人規模の抗議デモを行った。 この新法は憲法に準ずる基本法の一部として、国会(クネセト)で先月可決された。平等や民主主義への言及はなく、ユダヤ人国家としての在り方が優先することが暗示されている。また、イスラエルを歴史的にユダヤ人の祖国であると位置付け、国内での民族自決権はユダヤ人だけが持つとしている。 新法はアラブ人の厳しい批判を招き、中でもイスラエル国内で約13万人存在するドルーズ派は強く反発した。その背景にはドルーズ派が
コンゴ民主共和国北西部ムバンダカ近郊のイヨンダに設けられたエボラ出血熱の安全区域で活動する医療関係者(2018年6月1日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Junior D. KANNAH 【8月5日 AFP】コンゴ民主共和国の保健省は4日、同国東部で再び流行しているエボラ出血熱により33人が死亡したとみられると明らかにした。 コンゴでは、東部の北キブ(North Kivu)州でエボラ出血熱が再流行していると発表があった1日以降、13人の発症が確認され、うち3人が死亡。これを受け、保健省は4日、死者数の合計が33人に上るとみられると発表した。 世界保健機関(WHO)の高官は3日、エボラ出血熱の拡大をコンゴの「戦闘区域」内で抑えることはWHOが直面する最も困難な課題の一つだと述べた。 WHOの緊急対応担当トップのピーター・サラマ(Peter Salama)氏によると、現地の医療関
ウイグル人亡命者を中国政府が恫喝「故郷の家族を守りたければ、スパイ活動を」中国政府はウイグル人亡命者に対して、大規模なデジタル監視システムと、家族を「再教育施設」に送るという脅迫を駆使して圧力をかけ、仲間に対するスパイ活動を行わせている。 【トルコ、イスタンブール】中国政府のために行うスパイ活動は、あらゆる点で「O」の信条に反していた。 しかし、たとえ中国から何千マイルも離れたスウェーデンの静かな街にいようと、中国警察はあるものによって、彼に要求を飲ませることはわかっていた。そのあるものとは、Oの10代の息子の自由だ。 「どうしようもありませんでした」とOは語る。「私は彼らに言いました。『息子の運命はあなたたちが握っています。私にとって大切なのは息子だけです。言われた通りに何でもしますから』と」 Oと彼の息子は、「ウイグル」と呼ばれる民族集団に属している。ウイグルはイスラム系少数民族で、ス
夏の風物詩、ウナギのかば焼きが食べられなくなるかもしれない。 今年の夏は、国産の養殖ウナギの取引価格が、前年同期に比べ3割から5割も高くなった。 市場に流通するニホンウナギの大半は、稚魚(シラスウナギ)を捕獲して養殖したものだ。水産庁によれば、今漁期の国内の漁獲量は8・9トンにとどまり、2013年に次ぐ史上2番目の低さだった。 大量消費を見直し、違法取引が横行するとされる不透明な流通実態にメスを入れないと、ウナギは減り続けるばかりだ。消費者も、安くて、たくさん食べられる魚ではなくなったことを認識する必要がある。 政府は中国、韓国、台湾と協議して、15年漁期から養殖池に入れる稚魚の量に上限枠を定めた。各国・地域とも、近年では豊漁だった14年漁期の実績の8割とされたが、科学的根拠はなく、池入れ量が上限に達した国・地域はない。稚魚は事実上取り放題で、上限枠が過剰消費の歯止めになっていないのが実情
4日、フジテレビの東京 江東区にあるスタジオの入り口に乗用車が突っ込みました。運転していた男が「わざとやった」と話したことから警視庁が建造物損壊の疑いで逮捕し、動機を調べています。 警察官が駆けつけたところ正面玄関に普通乗用車が突っ込んで自動ドアが大きく壊れ、あたりには割れたガラスが散乱していましたが、警視庁によりますとけが人はありませんでした。 運転していた男は暴れることなくスタジオの入り口に座っていたということで、警視庁が事情を聴いたところ「自分がわざとやった」と話したことから建造物損壊の疑いでその場で逮捕しました。 逮捕されたのは千葉県在住だという職業不詳の自称36歳の男で、警視庁が動機やいきさつを詳しく調べています。 ツイッターには、湾岸スタジオの正面玄関に白い乗用車が2回、衝突する瞬間の動画が投稿されています。1回目は、車が、正面玄関の手前で止まったあとゆっくりぶつかる様子が映し
文部科学省の前国際統括官への贈賄容疑で再逮捕された元コンサルタント会社役員谷口浩司容疑者(47)が、スポーツ普及団体に所属していた当時、スポーツ庁発注の調査事業受託を目指す理由を「受託すれば団体に箔が付き、数十億円規模の利益につながる」と周囲に話していたことが4日、関係者への取材で分かった。 スポーツ庁は当初、事業を2団体に委託する予定だったが、最終的に3団体に枠を広げたことで、スポーツ普及団体が受託できた。
西日本豪雨による被害に対して損害保険各社が支払う保険金は、7月23日時点で件数が4万7875件、金額では約789億円に達した。最初の大雨特別警報が出た7月6日から日が浅く、契約者から保険会社への連絡が途絶えていないため、支払われる金額はさらに増える見通しだ。 国内外39社が既に支払ったか、支払う見込みの保険金について、日本損害保険協会がまとめた。保険の種類別では、火災保険が2万3528件・約555億円▽自動車の車両保険が2万2491件・約212億円▽傷害保険を含む新種保険が1856件・約21億円。 協会によると、現在販売されている火災保険は豪雨や台風などによる水害に遭った場合も補償するタイプが多いという。一般的な基準では、床上浸水▽地面から45センチの高さを超えて浸水▽建物の評価額の30%を超える損害--のいずれかに該当する場合は支払い対象となる。
東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と日米中や北朝鮮など27カ国・機構が、安全保障問題などを話し合うASEAN地域フォーラム(ARF)が4日、シンガポールで開かれた。北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相は朝鮮戦争の終戦宣言が行われない限り、次の非核化措置を取らない従来の姿勢を強調。一方、日米などは経済制裁の履行を訴えた。 ARFは、多国間の協議に加わることが少ない北朝鮮も例年、参加している。米国のポンペオ国務長官は会議冒頭の記念撮影の際、李氏に近づき、両氏は笑顔で握手して言葉を交わした。ただ、本格的な会談は開かれなかった。 李氏はフォーラムでの演説で米国に対し、制裁強化を求める声の高まりや、終戦宣言をめぐる消極的な姿勢を批判。9月9日の建国70周年記念行事に各国が高位代表団を送らないよう、米国が圧力をかけていると反発した。 そのうえで、「我々だけが一方的に先に動くことは絶対にない」と強調。北朝鮮
インターネット検索最大手の米グーグルのロゴ(2011年1月11日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / KAREN BLEIER 【8月4日 AFP】米グーグル(Google)が、中国政府による厳しい検閲ルールに適合させた検索エンジンを開発していると報じられたことを受け、同社の従業員の間には怒りが広がる一方、グーグル側は従業員に対し、このプロジェクトに関する文書へのアクセスを制限する措置を講じていることが明らかになった。米ニュースサイト「インターセプト(The Intercept)」が3日、報じた。 インターセプトは今週、グーグルが中国向けにモバイル機器用の検索アプリを開発していると報道。一方でグーグルは、極秘プロジェクトの内容に関するリークを阻止し、社内の反発を抑えるべく対応に追われている。 ある情報筋はインターセプトに対し、「全員が文書へのアクセス権を失った。それぞれの文書ごと
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