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投稿者本人に関するIslecapeのブックマーク (29)

  • O・ヘンリー「緑の扉」翻訳後記(クリフハンガー編) - そこにいるか

    ■まえおき O・ヘンリーの短編"The Green Door"(緑の扉/緑のドア)を翻訳した*1。 islecape.exblog.jp 翻訳過程で、既存の翻訳の解説や訳注でほとんど言及されていない事柄に気づいた。 もちろん「僕だけが気づいた」なんてことは世の中そうそうないわけで、同様のことを考える人もいたかとは思う。しかし少なくともインターネット上の記事では見かけないため、訳者あとがき的な備忘に残すとともに参考情報として供すことで作品鑑賞の一助としたい。 ■まえがき O・ヘンリーは十年ほどの作家生活で約300編の短編*2をものしたが、未邦訳作品も多い。濫造ともいえるペースで生み出された作品群が必ずしもすべて名品ではなく、したがって作家の上質の作品を収録するなら、おのずと選ぶ作品が決まってしまうという側面もあるのだろう(僕に関して言えば、なんの手がかりもなく翻訳するとトンデモナイ誤訳をしそ

    O・ヘンリー「緑の扉」翻訳後記(クリフハンガー編) - そこにいるか
    Islecape
    Islecape 2019/06/05
    ところで「緑の扉」を英語教科書に採用している東京書籍はトンキンソフトというブランドからSFC版イースIVを出したことがあるんですよ。なんでこんな事を言いだしたかというとイースのアドルって「真の冒険者」文字数
  • O・ヘンリー「千ドル」の結末について、同作者「運命の衝撃」と絡めて - そこにいるか

    ■以下前置き(やや長め)~ 小学生高学年くらいから少し背伸びをして洋楽を聞き始めるようになった。歌詞カードの対訳と辞書を頼りに原文を眺めていくうちに「ここはこう訳したほうがよいのではないか、解釈がまちがっているのではないか」と生意気なことも考えるようになる。 その関心と努力が持続すれば、英語を究め何らかの専門家になっていたかもしれない。あいにく飽きっぽく根気もないので、そうはならなかった。英語の成績にもたいして貢献しなかった(英文和訳に関してだけは、割合ほめられた記憶もあるが)。 長編小説を読み込んで訳すだけの技術や意欲はないが、複数の訳を見ながら、また原文を参照しながら、英文がどのような日語に変化しているか見比べるのは面白い。囲碁や将棋のアマチュアがプロの打ち筋を追いかけるようなもので、趣味と言っていいだろう。 「ここはこう訳したい」という思いから生まれた成果物も多少はあるが、著作権の

    O・ヘンリー「千ドル」の結末について、同作者「運命の衝撃」と絡めて - そこにいるか
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    Islecape 2019/06/05
    O・ヘンリーで自由研究的なことをしている。これはその前フリ的な過去記事
  • 「難民なのにスマホを持ってるのはおかしい」本当に? - そこにいるか

    前回の中途半端な記事のついでで、今更なのですが掲題の件について書こうと思います。 その前に話の枕をひとつ。 鉄血のオルフェンズ普通に面白いんですけども - はてな匿名ダイアリー http://anond.hatelabo.jp/20151012013518 僕はガンダムシリーズはテレビシリーズ、劇場版、OVAと一通り視聴しているのですが、このガンダムゼノグラシアに関してはまだ見ておりませんので、増田さんの脚評価については判断しません。まあ脚家の限界でキャラクターの行動や理路に不自然さが生じるのではないかという問題意識はあります(僕は別にプロの創作者ではありませんけれども)。 「作中で“IQ180の天才”という評価のわりにものすごい頭悪そう」とか「西暦2300年代の未来人のわりに考え方が20世紀人」とか「キラは敵じゃない!」とか「シドニーは夏とか冬とか雪で真っ白とか言う以前に大穴だろ」と

    「難民なのにスマホを持ってるのはおかしい」本当に? - そこにいるか
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    Islecape 2015/10/13
    そういや言及するの忘れてましたけどジョブズのお父さんはシリアの人なんですよね(ブラウザ変えたら引用スターができない…)
  • ニンジャスレイヤーを楽しむための、最初にして最大のハードル - そこにいるか

    (2015年5月14日23時34分追記:読み返したらコピペミスで文意不明の箇所などがあり、こまごま修正) ■長い前置き このダイアリーでも何度か言及した英国のミステリ小説家で、『女には向かない職業』や、『トゥモロー・ワールド』の題で映画化された『人類の子供たち』の作者であるP.D.ジェイムズが昨年11月末に亡くなっていたことに、昨日気づいた。94歳であった*1。 彼女の最後の作品となったのは『高慢と偏見、そして殺人』。タイトル通り*2、ジェイン・オースティン作『高慢と偏見』の“続編”として書かれたもので、「高慢と偏見」編の数年後に起こった殺人を描くという、作者91歳の二次創作だ。 高慢と偏見、そして殺人〔ハヤカワ・ミステリ1865〕 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ) 作者: P・D・ジェイムズ,羽田詩津子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2012/11/09メディア: ハードカバー購

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    Islecape 2015/05/14
    ちょっとミスがあり未練がましく修正したが、そうしたところで読んでもらえるというわけでもないので頭を抱える。というわけで次からはタイトルに「【公開草稿】」とでも入れておこうかと思いました:
  • "日本"という国の新しいイメージ - The cape of an island

    ※当初、この記事のタイトルを「"日"という国の新しいイメージ」にしようと思っていました……(半分寝ながらのろのろ書いていたら、まさか荻上さんとタイトルが被るなんて) ※2/26追記:けっきょく、タイトルを「海外からどう見られているか異常に気にする国……じゃなかったっけ?(仮)」から、「"日"という国の新しいイメージ」に戻しました。 そしてまた現在の自分を思うと、この日記中の自分は別人のごとくである。昭和二十年以前のそのものがあの当時は今の日人とは別の日人であったのだ。当時すでに、いまとは別人の逆上気味の私でさえ、戦争に対するものの見方は公平に見て私のまわりとはややちがうことを自覚していた。今ふり返って失笑ないし理解を絶するところは、他の人々にはもっと多量に存在していた。 しかし、それはほんとうに別の存在であるか。 私はいまの自分を「世を忍ぶかりの姿」のように思うことがしばしばある。

    "日本"という国の新しいイメージ - The cape of an island
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    Islecape 2014/02/23
    オチ先行で書きました / 書き始めた時はこの種の意見を見かけなかった(見つけられなかった)のですが、書いてる途中ばんばん出てきて「これはわざわざ書くほど新規性のあることではなかった、早まったな」と思いまし略
  • 「過剰な批判は逆効果」ということについて - そこにいるか

    人工知能学会の表紙は女性蔑視? - Togetterまとめ http://togetter.com/li/607736 上記の記事については、たまたま比較的早い段階で目にし、その後の展開(と炎上)が予想されたので、主張を絞りつつ2ツイート(※・※)ぶん言及し、それで終わらせるつもりでいた*1 *2 。 その後、RSSなどで入ってくる反応やその後の展開をちょいちょい流し見るに、僕の立場からするといくつか気になる意見もあったが、それに対しても少なからぬ人々が異論・反論を主張していたため、僕自身はそのままフェードアウトしてもよいだろう、と思っていた。過去の経験から人を苛つかせる能力にはそれなりに長けているようなので、ここでわざわざ油を注ぎにいくこともないだろうと。 その折、以下の記事を見た。 あの程度で「性奴隷を作りたがってる」とか言ってるんじゃねーよ http://anond.hatelabo

    「過剰な批判は逆効果」ということについて - そこにいるか
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    Islecape 2013/12/28
    でもこれだって「なにその多数者様のありがたいお情け、みたいな言いぐさ」と受けとられたりというのはあって。とにかくまず「誰かが嫌いでも、誰かに嫌われても、他人に関わらず自分の考えはこう」というのが基本。
  • 六〇〇〇年がそこで眠っている - そこにいるか

    一九七〇年代のことだ。キャロルとわたしは地方の映画館で、なんともひどい映画を見ていた。あまりのひどさに、わたしは途中でつぶやいた――「こんなところで時間をつぶしてないで、もっとおもしろいことをしたいな。今の時代から滅亡するまでの人類の歴史を書くとか」。キャロルが小声で答えた――「じゃ、書くといいわ」。わたしたちはすぐに席を立ち、映画館を出た。その夜わたしは『生得権*1――地球人の書』(Birthright:The Book of Man)というオムニバス長篇小説の概略を作った。人類の歴史の物語で、超光速航宙を達成したあと、今から一万八千年後に滅亡するまでを描く。 補遺1 〈バースライト・ユニバース〉の成り立ち『スターシップ―反乱 (ハヤカワ文庫SF)』*2 あるときスミスは三千年をなくしてしまったことがある。西暦六〇〇〇年から九〇〇〇年までの歴史で、スミスはこれを背の赤い小型のノートブッ

    六〇〇〇年がそこで眠っている - そこにいるか
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    Islecape 2011/08/06
    この記事を書いて10か月後のislecapeですが、ようやく内蔵HDDを取り外して外付けにできるアダプタキットを買いました。でもOS9起動可能なPPC中古Macを買うか、古いアプリのことはあきらめてMacBookAirを買うか悩みどころ……
  • 「中国嫁の差別性」によせて - そこにいるか

    ※追記:フォロー記事書きました 「中国嫁」の落穂ひろい(一年ぶり二度目) http://d.hatena.ne.jp/islecape/20110810/yome こちらのほうがいくぶんすっきりしています。文章量、はんぶん。 ※冒頭補記(2011.8.3 16:23) こんにちは。この記事を書いて2日後のislecapeです。 そもそもこの記事では、回りくどくも「中国嫁」が「差別とは思わない」と言っているので、「中国嫁が差別とかなに考えてんだ」というような感想は送っていただかなくても結構です。ああ……タイトルが悪いんですね。"「中国嫁の差別」(という非難)によせて"とすればよかったんですね……(なんかこのパターンは前もあったような) ※冒頭補記その2(2011.8.6 19:40) こんにちは。この記事を書いて5日後のislecapeです。 この記事がいつのまにか「中国嫁」の検索でかなり上

    「中国嫁の差別性」によせて - そこにいるか
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    Islecape 2011/08/03
    書き直してたらいきなりブックマークがついててびっくりした。 id:Thsc 「死ね」と取るのは過剰反応と思いますね。「死ななくてすむ側」の自制を促す考え方であって、そこまで恐れる必要があるのか僕には理解不明です。
  • サメとともにありぬ - そこにいるか

    「トラックバック」の意味もわからずにとりあえず始めてみたYahoo!ブログの、その表現しようのないあまりのあまりさにびっくりして*1、(exciiteブログも試しつつ)はてなダイアリーに来たのが3年前、2008年5月30日のこと。 エスツェット 悪のシンジケート「腐乱鐘呪」(ふらんべるじゅ)によって生み出されたスーパーサイボーグザメ。 宇宙警察の手入れによって組織が壊滅したあと社会復帰プログラムを受け、シェイクスピア研究を専攻し大学院に進学するが、指導教授のイヌとオセロー解釈の違いで対立し中退。汎ユーラシア共同体の植民惑星・海洋惑星オケアニスで海賊となり、その地で代理戦争をする国連やアメリカ大陸連合の以下略(うろ覚えによる再現)……というような自作のサメキャラクターイラストをアカウント画像として使るため、たまに呼びかけられるときに「サメ」扱いされる。最初「サメ」呼ばわりされたときは「なんの

    サメとともにありぬ - そこにいるか
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    Islecape 2011/06/01
    スタイルアサヒ連載の対話劇「家電の告白」について、なんの脈絡もなく、申し訳ていどに触れました!(ブログがいちばん目につくみたいなので)でも触れないほうがよかった! こういうのを無関係芸とでも呼ぼう。
  • 残雪夜録 - そこにいるか

    雪は積もらなかった 降ったのがそもそもまちがいだったのかもしれないといえるような気候だった 日陰に隠れているうちに、わずかばかりの塊もみるみる消え去り 日が落ちても、気温は下がらず―― (ひとり/ただくずれさるのを/まつだけ) …… 目のくらむようなまぶしさ に とうとう朝が来たのかと覚悟したが そうではなかった これが夜か まだ太陽は眠っている 最初で最後の機会だった いろいろなものを見てまわろう 一歩、踏み出すことにした 初めて見る、よくわからないものを楽しみ…… 滅びゆくものにシンパシーを抱き…… 未来の不確実さを思―― なんかデジャヴを感じた …… ちょっとひといき 上出来だ 太陽に睨まれていたら、こうはいかない 吸血鬼の気分というか しかしその一方で 月が霞んでいるのは気になった 眠る時間も惜しいというかのように―― 一人ひとりが、夜に月を必要としているということで―― その、一

    残雪夜録 - そこにいるか
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    Islecape 2011/02/17
    スノーダルマ! エントリに書き足すほどでもない余談をここで http://h.hatena.ne.jp/Islecape/243614611936617175 前回の雪だるまは実はほとんど全部別人ですが、今回は雪が少なかったのでほぼ同一だるまです(2回落として割れた)
  • 「表現の自由は他者を傷つけることも当然視する」と主張した人を批判していた人へ - そこにいるか

    ※冒頭付記(副詞、指示代名詞、こなれない表現など可能なかぎり元の文から意図を外さないよう修正。誤字脱字訂正。一部文言追加。最終更新日時・2011年1月14日午前2時9分) 僕も日の現在の人権状況について懸念は感じています。また、そうした現状についてまったく考慮することなく「表現の自由」を主張してそれで済ませようという場合、「表現の自由」が差別構造の現状追認、もっといえば差別構造の温存・推進に働く点は否めないとも思います。しかしそれでも僕は「ヘイトスピーチの規制にも反対」と書きました。ここではそのことについて考えてみます。 まず、彼の「倫理観」ですが、これについては僕は何も言うことがありません。 理由はふたつ。 1:彼がどのような論を展開していたか、ブログがプライベートモードになった今となっては確認できないため 2:人が「関係性」の中で生きる存在である以上、その倫理観の表明と行使とは他者に

    「表現の自由は他者を傷つけることも当然視する」と主張した人を批判していた人へ - そこにいるか
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    Islecape 2011/01/13
    思えば、kanoseさんのお名前をはじめてお見かけしたのは「ウェブログ・ハンドブック」の(あの目がちかちかする)訳者謝辞と参照ウェブサイト一覧でした……(←という引用スターが働かないのでスターみっつで諦めた)
  • 隣り合わせの灰と生命 - そこにいるか

    via 自殺の「罪深さ」はどこに由来するか - 今夜だけでもときめきたいんだ http://d.hatena.ne.jp/TOkimeki_TOnight/20090728/1248794781 あんまり関係ないというか話がずれるので(今度こそ)トラックバックはしない。 僕の父はだいぶ前に亡くなった。長期にわたるカフェインとアルコールとニコチンの過剰摂取による服毒自殺である……という(例によって)すべりそうな冗談はさておき、じっさい自宅で急死したので、最初は変死扱いで解剖されたし、形ばかりではあったけれども警察の現場検証があったくらいだ。 なにしろ人は死んでいるので呑気なもの(?)だが、無名のもの書きでさえ、ある日突然いなくなれば家族や友人知人や仕事上の関係者や救急隊員や医師や看護婦や警察官が振り回される。個人の死によって社会がびくともしないというのは、「その人が取るに足らないから」とい

    隣り合わせの灰と生命 - そこにいるか
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    Islecape 2010/11/02
    アイコン変えたので「目覚めた鮫」の整合性が…… →当時この画像を使っていました。http://f.hatena.ne.jp/islecape/20090728231438
  • 僕の妹もそんなに可愛いほうじゃない - そこにいるか

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    Islecape 2010/10/22
    ↓ここに本物の京介がいるぞー!!…というかここは家族の「恥ずかしい秘密」を告白する場所ではありませんので念のため / これ書いたあと『FK☆S』OVAの中古があったのをつい買ってしもうた。(でもそのまま封印した)
  • 雄山「学者どもに翻訳をやらせるなっ!!」中川「ははっ」 - そこにいるか

    以下エントリを未読の方は、ぜひそちらからご覧ください。 翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」 出版社「え」 http://d.hatena.ne.jp/islecape/20100823/p2 上記エントリの続編として、岩波文庫のあとがきで翻訳者がいかに「怠惰につき出版が遅れてしまいお詫びする」的な謝罪をしているかを調べあげ、2020年に岩波文庫白帯(社会科学系)のあとがきを100冊調べた「遅くなってごめんなさい>< 10年間ずっと気にしてました><」を発表*1し、さらに2030年には岩波文庫青帯(哲学・自然科学系)の後書きを100冊を調べたうえで「遅くなってごめんなさい>< 10年間ずっとry」を投稿する予ry それはともかく前エントリについて補遺をふたことみこと。 ※なお、今回もタイトルはふざけ気味ですが、おもしろおかしく笑わせるようなエントリにはぜんぜんなっていません

    雄山「学者どもに翻訳をやらせるなっ!!」中川「ははっ」 - そこにいるか
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    Islecape 2010/09/02
    ↓えっ?(釣られた)http://www.ne.jp/asahi/transformer/dinobase/trans/tf_kasi/transformer.htm ほ、本当だ。"More than meets the eye"を「心で通じるものがあるのさ」ってのもものすごい超訳ですな……
  • 翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」出版社「え」 - そこにいるか

    塩尻公明さんの悲劇 岩波文庫版ジョン・スチュアート・ミル著『自由論』(原題:"On Liberty")のあとがきに、岩波書店の吉野源三郎がこんなことを書いている。 一九三八年ごろ、三木清、栗田賢三両氏と私とで相談して、岩波文庫に収録すべき哲学関係の文献のリストを作ったことがある。ミルの『自由論』もその中に入っていた。そして、その訳者としては河合栄治郎氏が最も適任だということは、私たち三人だけでなく、当時何人も認めるところであった。 吉野源三郎「あとがき」*1 J.S.ミル『自由論 (岩波文庫)』(塩尻公明、木村健康共訳)*2 吉野は河合栄治郎に学んだことがあり、河合もこの依頼を受諾。しかし自由主義者であった河合が軍部と対立して、いろいろあった結果休職処分となり(平賀粛学)、さらに出版法違反で起訴され法廷闘争を繰り広げることとなるにより『自由論』の翻訳どころではなくなってしまう。けっきょく河

    翻訳者「25年前に頼まれた翻訳オワタ\(^o^)/」出版社「え」 - そこにいるか
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    Islecape 2010/08/28
    でもまあ岩波文庫というフォーマットになったおかげで一般に膾炙して僕も早い段階で読めたわけですよ。
  • アンジーのゲーム - そこにいるか

    「私の友だちなんて、もう二週間も行方不明だよ」 ええっ。私はかなり驚いた。老人界では、そういうことはよくあることなのか? 「いやあ、徘徊老人のために警察は動いてくれないしねえ。いつものことだから、家族ももう諦めてるみたいだよ」 「でもさすがに二週間はまずいんじゃ……。例のアナウンス*1はかけたんですか?」 「うんにゃ」 なんでもないことのように、おばあさんは首を振った。自発的楢山節考というかなんというか、老人たちの潔さにたじろいでしまう。もしかしたらこうやって、人知れずどこかへ消えてしまった老人はたくさん存在するのだろうか。死亡届も出されないままで、市役所の戸籍係が、「あれ、この人、今年で百四十五歳だぞ?」と首をひねるケースが多くあるのかもしれない。 三浦しをん『人生激場 (新潮文庫)』*2 百四十五歳どころではなかった。 今や国内最高齢記録は200歳に達した。人類は、まったく意識しないう

    アンジーのゲーム - そこにいるか
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    Islecape 2010/08/28
    ↓確かに昔はけっこう暗殺された人多かったですしねえ(そのあたりはあまり考えてなかった)
  • もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する - R is for Rumor

    ※2010年8月24日補記:記事は当ダイアリーのものとしては珍しく、大きな反響を呼びました。Webで公開して「これほど多くの人に見られるとは思わなかった」という言い訳をしても通用しないとはもちろん考えていますが、実際そう考えがちになってしまうのは事実です。そのあたりの脇の甘さはご勘弁いただくとして、以下のように反省しましたのでご覧ください。 「もふもふウサギ」エントリの落ち穂拾い(暫定版) 日を改めて、記事の改題と改稿も行う予定です(なお記事の「削除」は行ないません)。 - 以下文 - つい先日、動画投稿サイトYouTubeに以下のようなアニメ作品が投稿された。 戦争漫画家として有名な小林源文氏の作品を3DCGアニメ化した"Cat Shit One - THE ANIMATED SERIES"だ。 簡単にあらすじをいうと、「G.I.っぽい民間特殊部隊員のウサギ二匹が、アラブのテロリス

    もふもふしたウサギが主演する戦争アニメは、ただそれだけで非難に値する - R is for Rumor
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    Islecape 2010/07/19
    こっちにブックマークがついたので(あまり意味はないと思うけど)タイトル変更。
  • 文学王 - R is for Rumor

    ただ単に「作家」と言った場合、著作家、とくに小説家を指す場合が多い。 Wikipedia:作家 なぜだろうか。詩人や画家だって作家である。映像作家とか造形作家という呼び方はある。なのに「小説作家」とは決して呼ばれない。そこに僕などは小説家の傲慢さを感じる。「俺様は作家様だぞ、なにか文句があるのか」的なナニカだ。しかも「作家」でも飽き足らない人がいることを我々は忘れてはならない。例えば小説家には「文豪」などという尊称もあるが、これは自分で名乗るとかなり馬鹿みたいということもあるし、そんなとき小説家はついこういうふうに言ってしまうのだ。 やらない、そういうこと、私は。もっと高等な文学者ですから。 石原知事記者会見、平成20年12月12日 「文学者」である。ついに学者である。いったい画家が画学者と名乗るだろうか。それでいくと雅楽家なんか雅楽学者になってしまうではないか。「が、がく……がくしゃ」だ

    文学王 - R is for Rumor
  • ニューヨークよ、おまえもか - The cape of an island

    東京ローカルのテレビ局・東京メトロポリタンテレビジョン(MXTV)のニュースで、米ニューヨークの24時間ニュースチャンネル"NY1(ニューヨーク・ワン)"の報道を字幕つきで流すコーナーがある。話によれば提携局らしい*1。 それによると、ニューヨーク市の公共バスで、経営合理化に伴うサービス低下*2などに怒った乗客が運転手につばを吐きかける事件が多発しているとか。 それだけでもびっくり仰天ニュースのような気がするのだが*3、それよりニュースの主眼が別のところにあったので別の意味で驚いた。 「私も吐かれている」……えっ 報道によると、ニューヨーク市交通局には、職務中暴行を受けることによって有給休暇を取得できる制度があるという。2008年に運賃をめぐるトラブルで運転手が乗客に刺殺されたことがきっかけということで、つば吐きも「暴行」として扱われる。2009年には83人のドライバーが乗客から唾を吐かれ

    ニューヨークよ、おまえもか - The cape of an island
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    Islecape 2010/05/26
    ROYGBさん、料金値上げが一番トラブルのもとらしいので、タクシーならともかくバスだとお客に逃げられちゃったりするかも……?
  • 『シャーロック・ホームズ』ワトスンが強すぎる件についてちょっとひとことふたことみこと - そこにいるか

    ※冒頭補記:ちょこちょこ事実誤認があるようで、その都度訂正を入れてます。ごめんなさい。 表題の通り、3月17日にガイ・リッチー監督、ロバート・ダウニーJr.主演のワーナー・ブラザース映画『シャーロック・ホームズ』を鑑賞した。 ショッピングモール併設のシネマコンプレックスは、平日午後2時半からの上映にもかかわらず満席。公開から最初の水曜「レディースデー」ということもあってか、女性が目立っていたように思う。ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウの威力か。 すでに情報が流れているが、海外では好調な興行成績を記録し、早くも続編の製作が内定しているという*1。 映画は、背後から迫りくる馬車を表現したサラウンドから始まる。編中そうした音の演出が申し訳ていどにちりばめられているのだが、そのあたりの演出論については詳しくないのでパス(でもとりあえず画に関しては「目ざわりでやかましい映像遊び」という意見

    『シャーロック・ホームズ』ワトスンが強すぎる件についてちょっとひとことふたことみこと - そこにいるか
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    Islecape 2010/03/18
    id:ROYGB ありがとうございます。 http://d.hatena.ne.jp/islecape/20100318#20100318f4 勘違いでした。ついでに言うとスペイン語しゃべってたというのも勘違いでした。おろおろ