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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (158)

  • 「分配の公平」についてのブックガイド : 池田信夫 blog

    2010年06月21日00:40 カテゴリ経済 「分配の公平」についてのブックガイド サンデルのテレビ番組はきのうが最終回だったが、彼のはアマゾンではまだベストセラーの4位で、普通の屋でもベスト10に入り始めた。日経済が停滞期に入り、成長をあきらめた人々が所得分配に関心をもつのは自然だが、首相が「小泉改革で格差が広がった」などというワイドショー的な所信表明を行なうのは困ったものだ。当ブログでは、以前からこの話題は何度か紹介してきたので、あらためてまとめておこう。 まず経済学の立場からいうと、分配の公平というのは非常にむずかしい問題で、この分野の第一人者であるSenも、最終的な答は存在しないという答を出している。経済学の合理的選択学派やゲーム理論のメカニズムデザインは、サンデルの批判する単純な功利主義だが、それでも個人の選好を社会的に正しく集計することはできない。まして功利主義以外の

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  • 脱ガラパゴスの戦略 : 池田信夫 blog

    2010年06月19日11:23 カテゴリIT 脱ガラパゴスの戦略 おととい著者にもらった。彼は討論でも「利活用」にこだわっていたが、私もインフラよりそれを使う側の問題のほうが大きいと思う。先日の記事でも書いたように、日IT部門の生産性は必ずしも低くないが、それを使うサービス産業が情報革命に適応していない。その象徴がケータイである。 著者のつくったiモードがガラパゴス化の原因のようにいわれるが、周波数などの条件が内外で違う状況では、国内に最適化した商品が世界に売れないのは当たり前だ、と彼はアゴラで反論している。 総務省は「情報通信国際戦略局」をつくって南米に国産の地デジを売り込んだが、ブラジルで圧倒的に売れているのはサムスンのテレビである。総務省が日の丸技術PHSを育成するために、ドコモを排除して美人投票で当選させたウィルコムは倒産した。そのドコモのワンセグを使って総務省はクアルコ

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    Itisango 2010/06/19
  • ITはもう成長産業じゃないのか : 池田信夫 blog

    2010年06月16日18:19 カテゴリIT ITはもう成長産業じゃないのか 日銀の奇妙な「金融ターゲティング政策」が話題を呼んでいる。日銀自身が「奇手」と呼んで2年間の時限措置にしているように、彼ら自身もその効果を信じていない節がある。インフレ目標の意味も知らない政治家がうるさいので、「そんなにいうなら金をばらまいてやる」という牽制かもしれない。 それはさておき、ここに列挙された成長分野18項目には、「環境」とか「医療」とか民主党政権に迎合したような項目が並んでいるが、「情報通信」がない。かろうじて「コンテンツ・クリエイティブ事業」があるが、これはGDPの3%程度のすきま産業で、成長率も年1%ぐらいだ。10年前には政府が「IT戦略部」を作ったほどの力の入れようだったのだが、情報通信はもう成長産業じゃないんだろうか? ITが成長率に貢献しないという問題は、ソローのパラドックスとしてよく

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    Itisango 2010/06/16
  • 正義とコミュニティ : 池田信夫 blog

    2010年05月30日21:43 カテゴリ法/政治 正義とコミュニティ 「アゴラ」で紹介したサンデルの『これからの「正義」の話をしよう』はアマゾンでベストセラーの第1位になり、品切れになった。それほどとっつきやすいとはいえない法哲学のがこれほど売れるのはNHKの番組のおかげだろうが、これをきっかけに日でも下らない「格差社会」論や「市場原理主義」批判が終息して、自由や平等についてのこれまでの成果を踏まえた論争が行なわれることを期待したい。 鳩山政権のバラマキ福祉路線は、80年代にリバタリアンから攻撃されて姿を消したアメリカの民主党の「大きな政府」の焼き直しである。政府がアドホックに福祉支出を増やした結果、財政赤字とインフレでアメリカ経済はボロボロになった。政府に「平等」や「正義」の基準を決める権限はなく、その役割は「最小国家」に限られるべきだというノージックの主張は、レーガン政権以降の

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    Itisango 2010/05/30
  • 「地方の時代」から「都市の時代」へ : 池田信夫 blog

    2010年05月23日12:15 カテゴリ経済 「地方の時代」から「都市の時代」へ 昔、茨城県のタクシーで東京まで乗ってきたことがある。「霞ヶ関から首都高に乗って」といっても運転手がわからない。「外堀通りから・・・」といっても外堀通りを知らない。もちろんカーナビがなかった時代なので、都心からNHKにつくまで2時間以上かかった。このとき感じたのは、東京の道が皇居を中心に渦巻き状になっていて、全体を知らない運転手には方角がわからなくなるということだった。 これに対して、欧米の都市の街路は整然としている。これは都市が基的に城だったからで、中世のままの城壁が残っていることもある。戦争に備えてゾーニングも徹底し、都市が機能的に設計されている。ここでは全体を鳥瞰する「神の目」で都市が建設されているのである。戦争では、全員が生き残ることは問題外なので、中枢や指揮系統を守るために周辺部を犠牲にする設計に

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    Itisango 2010/05/23
  • 「自己」という幻想 : 池田信夫 blog

    2010年05月22日15:07 カテゴリ科学/文化 「自己」という幻想 学生時代に、廣松渉のゼミに1年間もぐりこんだことがあるが、そのゼミには毎回、大森荘蔵が出てきて討論していた。図式的にいえば、廣松が構造主義的な立場から「共同主観性」の優位を説くのに対して、大森がポストモダン的な「個人主観性」による価値の構成を論じる立場だった。あるとき大森が、ヴィトゲンシュタインの有名な例を出して「廣松さんには私の歯の痛みがわかりますか?」と質問したとき、廣松は「わかります」と答えた。 そのときは、さすがに廣松の議論には無理があると感じたが、脳科学のミラーニューロンについての最近の実験は、廣松説を支持している。書の紹介する「ラバーハンド実験」では、自分の腕とマネキンの腕をついたての向こうに置いて、両方を同時に刺激する。長期間これを続けていると、マネキンの腕を刺激すると自分の腕に刺激を感じるようにな

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  • ジョブズがフラッシュをきらう本当の理由 : 池田信夫 blog

    2010年05月05日16:33 カテゴリIT ジョブズがフラッシュをきらう当の理由 iPadでフラッシュがサポートされないことは、開発者に大きな波紋を呼んでいる。アゴラブックスのAJAXリーダーはフラッシュなしで動くので、競争相手がいないのは歓迎だが、その理由はジョブズの公開書簡を読んでもよくわからない。Flash was created during the PC era – for PCs and mice. Flash is a successful business for Adobe, and we can understand why they want to push it beyond PCs. But the mobile era is about low power devices, touch interfaces and open web standards –

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    Itisango 2010/05/05
  • もう一つのFCC : 池田信夫 blog

    2010年05月04日17:13 カテゴリその他 もう一つのFCC 昔々、アメリカにFCC(Federal Computer Commission)という独立行政委員会がありました。それはグロッシュの法則に従ってコンピュータの性能はその価格の2乗に比例するので、コンピュータ産業は規模の経済をもつ「自然独占産業」であると規定し、電力と同じように規制する委員会でした(まぎらわしいので、以下「第2FCC」と呼びます)。 第2FCCは「IBMの独占によって競争が阻害されている」として、IBM分割を求める訴訟を起こし、1964年に連邦最高裁で勝訴しました。その結果、IBMは「コンピュータの需要は全米で5台ぐらいだろう」というトマス・ワトソン1世の推定に従って5つに分割され、「東部コンピュータ会社」「西部コンピュータ会社」などの地域会社がそれぞれ1台ずつホスト・コンピュータを設置し、そこにネットワーク

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    Itisango 2010/05/04
  • 地上波は死ぬが、テレビは生き残る : 池田信夫 blog

    2010年05月03日16:36 カテゴリメディア 地上波は死ぬが、テレビは生き残る 広告収入に依存した地上波テレビ局は滅亡に瀕しているが、衛星やケーブルによる有料テレビの視聴時間はむしろ増えている、と今週のEconomistの特集は伝えている。平均的なアメリカ人は週37時間もテレビを見ており、これはYouTubeなどのオンラインビデオの10倍以上だ。アメリカテレビは600チャンネル以上あり、最強のテレビ局は4大ネットワークではなく、コムキャストである。 問題はテクノロジーではない。有料テレビのほとんどはSDTVで、PCでも受信できる。HDTVを売り物にした地上波テレビの視聴者は、アメリカでは10%に満たない。日の「ワンセグ」のような携帯放送はうまく行っておらず、日韓国以外には広がらないだろう。3Dはヒットしているが1日中見るものではなく、ニュースを3Dで見る人はいない。その普及は

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    Itisango 2010/05/03
  • 電波行政とサンクコスト : 池田信夫 blog

    2010年05月01日10:41 カテゴリIT 電波行政とサンクコスト きのうのUstream中継で、FTTHについてはともかく、700MHz帯については全員の意見が一致した。おもしろかったのは、ツイッターの「ソフトバンクは700/900MHzペアでOKしたんじゃないのか」という質問に、松徹三さんが「最初は当社もITSやFPUの見直しを訴えたが、電波部に却下された。電波部の決定は絶対なのであきらめていたが、今回は大臣が再検討を指示したので、当初の主張をあらためて申し上げる」といったことだ。 日の官僚機構の特徴は、その極端な手続き的整合性の重視である。真珠湾の前夜にも、陸軍省整備局の報告では、日米の戦力や補給力に大きな差があり、2年以上は戦えないとされていたが、東條内閣は企画院に生産力を誇大に見積もった報告を出させて御前会議を強行突破した。その後も戦争を避けようと努力する近衛首相を、東條

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    Itisango 2010/05/01
  • 「電波ビッグバン」で成長率は上がる : 池田信夫 blog

    2010年05月01日16:05 カテゴリIT 「電波ビッグバン」で成長率は上がる UHF帯の周波数割り当てが見直される見通しになったので、これまで当ブログで書いてきた問題をまとめておこう。次の図は現在のUHF帯の周波数割り当て(クリックで拡大)だが、最大の焦点である770~806MHz以外にも多くの非効率な割り当てが行なわれている。 最大の無駄は、地デジに割り当てられる470~710MHzである。テレビ1チャンネルは6MHzなので、これは40チャンネル分だが、テレビ局の数は最大の首都圏でも10局しかないので、来は470~530MHz(13~22チャンネル)ですべての放送ができる。それがこのように大きな帯域を占有しているのは、中継局に別のチャンネルを使っているからだ。 しかし地デジの変調方式(OFDM)では、このような配分は必要ない。ブラジルでやっているSFNという技術を使い、中継局を光

  • モバイル・モダニティ : 池田信夫 blog

    2010年04月30日16:41 カテゴリIT モバイル・モダニティ グローバル化と社会主義の崩壊によって始まった後期近代の特徴は、一方で新興国との国際競争が始まるとともに、それによって資や労働が国境を超えて移動し、人々の生活を支えていた企業や地域などの中間集団の求心力が弱まり、社会が国家と<私>に二極分化することである。これは見方を変えると、バウマンがリキッド・モダニティ(流動的な近代)と呼んだように個人の流動性が高まり、アイデンティティが失われる時代でもある。 このようなモダニズムに対して、伝統的価値の再建をめざすコミュニタリアニズムが1980年代には流行した。日ではそれから20年遅れで、2000年代後半になってこうした反モダニズムが「格差社会論」という形で出てきて、「プレカリアート」に同情する左翼の残党と「国家の品格」を求める国粋主義の老人との奇妙な共闘が行なわれたが、それも終

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    Itisango 2010/04/30
  • 中央銀行のコア機能は金融調節ではない* : 池田信夫 blog

    2010年04月23日14:21 カテゴリ経済テクニカル 中央銀行のコア機能は金融調節ではない* 日銀バッシングをやる人々は、いまだに中央銀行が自由自在に経済をコントロールできると信じているようだが、そういう理解は古い。朝日新聞の白川総裁インタビューで、彼はこう述べている:白川は「学界でもマスコミでも金融政策に対する関心が非常に高いが、それが金融市場や決済システムへの無関心の裏返しなら不幸なことだ」と力を込めた。白川がこれまで、最もやりがいを覚えた仕事は、金利の上げ下げといった華やかな金融政策ではない。「決済システムの進化」という、地味な分野である。世界では、毎日何百兆円という資金が動き、ある金融機関が倒産すれば、資金繰りに困った金融機関が次々に破綻する危険もある。金利や通貨供給による調節の効果は、世界の金融市場がグローバル化した今では限定的だ。国内の資金需要がないとき無理やり量的緩和をや

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    Itisango 2010/04/23
  • ニューケインジアンのマクロ教科書 : 池田信夫 blog

    2010年04月22日09:57 カテゴリ経済 ニューケインジアンのマクロ教科書 日の経済政策が混乱している原因は、経済閣僚がマル経しか知らない団塊世代で、ケインズ理論さえ理解していないことにある。乗数理論を知らない菅直人氏などはまだいいほうで、東大経済学部でマル経をたたき込まれた亀井静香氏は確信犯的な社会主義者だ。この世代はどうしようもないとして、官邸や財務省のスタッフには基礎学力があるので、経済学の知識をアップデートしてほしい。英語が読めればMankiwがベストだが、書は日語で書かれた初の格的なニューケインジアンの教科書である。 特に注目されるのは、「流動性の罠のもとでの安定化政策」(p.353-)に1節をあてている点だ。基的な論点は政府の「景気対策」のような裁量的な政策は、時間非整合性によって市場を混乱させるので望ましくない。 インフレ目標やテイラールールのような受動的ル

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    Itisango 2010/04/22
  • 質素イノベーション : 池田信夫 blog

    2010年04月21日08:35 カテゴリIT 質素イノベーション 今週のEconomistの特集は、「新興国のイノベーション」。新興国にイノベーションなんかあるわけないじゃないか。先進国のものまねで安物をつくってるだけだろ――と思っている人は、かつて日車を「おもちゃ」と笑ったアメリカ人と同じ運命をたどるだろう。 かつての日の役割を演じているのは、中国やインドやブラジルだ。そこで生まれている製品は、先進国のような高機能・高価格の「持続的イノベーション」ではなく、3000ドルの自動車や300ドルのPCなどの「破壊的イノベーション」である。そこには――かつての日車がそうであったように――新しい技術は何もない。あるのは、新しい市場に適応した最小限度のスペックと低価格、そして携帯電話でつながった労働者のネットワークによる効率的な生産だ。 先週のメールマガジン「イノベーションの法則」でも書いた

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    Itisango 2010/04/21
  • 地デジは「南米方式」で : 池田信夫 blog

    2010年04月20日10:29 カテゴリITメディア 地デジは「南米方式」で 先月、エクアドルが「日方式」による地上デジタル放送の採用を決定した。総務省は、これを機に「日方式」を世界に売り込みたいと意気込んでいるが、結構なことだ。せっかくだから、この「日方式」を日でも採用してはどうだろうか。 実は、すでにブラジルで放送が開始されている南米方式(SBTVD)は、日の地デジ(ISDB-T)をベースにしているが、それとはまったく異なる規格で、日テレビでは映らない。符号化方式はH.264で、多重化方式もSFNである(詳細なスペックはここ)。 H.264はワンセグやBDなどで使われている技術で、圧縮効率は日の地デジ(MPEG-2)の2倍以上なので、1チャンネルあたりの周波数は、今の6MHzから3MHz以下に圧縮できる。またSFNを使えば各県域ごとに1波でよいので、NHKからテレ東ま

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  • https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51409536.html

  • クラウドな読書 - 池田信夫 blog

    2010年04月06日08:59 カテゴリ クラウドな読書 先日もプレスリリースで発表したように、アゴラブックスの電子書籍は、アクロバットも(iPadで使えない)フラッシュもなしで、iPadのブラウザ(Safari)だけで読むことができます(もちろん普通のPCでも読めます)。 このAJAXリーダーの特長は、ファイルをサーバに置いたまま読む「クラウド」型なので、ファイルをダウンロードする必要がなく、違法コピーもできないことです。このため、DRM(デジタル権利管理)も必要ありません。今はオンライン状態でないと読めませんが、(iPadでサポートする)HTML5ではキャッシュを保存できるので、オフラインでも読めるようになる予定です。 このAJAXビューワーで『使える経済書100冊』の最初の50ページをエンコードしてみました。下の図をクリックすると画面が出て、ページをめくるようにを読むことができ

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    Itisango 2010/04/06
  • 日本人は何を失ったのか : 池田信夫 blog

    2010年04月04日00:28 カテゴリ科学/文化人は何を失ったのか ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』(以下D-G)は、ドゥルーズの著作として紹介されることが多いが、書を読むと、その基的な発想はガタリのものであることがわかる。書はD-Gの執筆の材料となったドゥルーズあて書簡などをランダムに集めた草稿集で、一般の読者にはおすすめできないが、D-Gは20世紀のもっとも重要な書物であり、現在の日の状況を考えるヒントになるような気もする。 D-Gは副題が『資主義と分裂症』とあるように、分裂症(今日の言葉では統合失調症)を家族関係や個人の意識の中で考える精神分析を否定し、分裂症をいわば資主義の鏡像と考えるものだ。伝統的な社会が個人を共同体に埋め込むコード化によって安定を維持してきたのに対して、君主制国家はそれを広域的な超コード化によって軍事的に統合するシステムをつく

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    Itisango 2010/04/04
  • 床屋の値下げとグローバル化の関係 : 池田信夫 blog

    2010年04月02日11:04 カテゴリ経済 床屋の値下げとグローバル化の関係 ツイッターで込み入った話をすると混乱するので、超簡単にまとめておく。けさの日経新聞の「経済教室」(カード番号を登録すれば金を払わなくても読める)に「モデル分析による復活の条件 円安と規制緩和セットで」というロバート・ディークル(南カリフォルニア大学教授)の論文が出ている。 彼のシミュレーションによれば、図1のように現在の円の名目レートは大幅に割高になっており、適正水準は1ドル=110円程度だという。こういう乖離が生じた原因は、当ブログでも紹介したBalassa-Samuelson効果によるデフレで説明できる。理論的な説明は元記事を読んでもらうとして、わかりやすい例でいうと、こういうことだ: うちの近所の床屋の料金は4000円(理髪組合の協定料金)だったが、最近(たぶん代替わりで)改装して1200円になった。こ

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    Itisango 2010/04/02