【ソウル時事】19日付の韓国紙・ソウル新聞は韓国政府高官の話として、北朝鮮の金正日労働党総書記の長男正男氏が中国の後押しを受け、金総書記の後継者候補として再浮上する可能性が出てきたと報じた。 この高官は、7日に開催された北朝鮮の最高人民会議で中国や正男氏との関係が深い張成沢氏が国防委員会副委員長に昇格したのと並行して、正男氏が中国政府の保護下で活動の幅を広げていると指摘。「さまざまな情報を総合すると、正男氏の方に権力が傾いていく可能性も排除できない」と話している。 金総書記の後継者は三男ジョンウン氏で固まったとみられている。同紙は今後、ジョンウン氏派と正男氏派間の権力闘争が激化することも予想されるとしている。 【関連ニュース】 ・ 【特集】緊迫!朝鮮半島〜ジョンウン氏10代の写真を入手〜 ・ 【特集】世界の航空母艦〜米ニミッツ級から中国の空母建造計画まで〜 ・ 〔写真特集〕世