テクノロジーの進化によって、企業を取り巻く環境の変化は激しさを増している。インターネットやスマートフォンの登場によって個人の生活スタイルや消費活動は一変し、クラウドやAIの登場は経営や業務に大きな影響を及ぼしている。変化に対応できなければ、企業は生き残れない。 外部環境の変化にテクノロジーの力で対応しようと取り組みを進めるのが、石川県金沢市に本店を置く北國銀行だ。従来の古い業務体制を転換すべく、経営戦略では「クラウドファースト」「内製開発とコラボレーション」「2~3割の社員をデジタル分野へ」という目標を打ち出している。これを体現するように、2021年5月にはフルバンキングシステムのクラウド運用を実現した。 そして新たに着手したプロジェクトが、銀行が持つデータを活用する分析基盤の構築だ。“冬の時代”といわれる地方銀行が反転攻勢を懸けたこの取り組みは、BIPROGYとMicrosoftとのコラ
