Ross Douthatはアメリカの若手保守派論客です。ギングリッチ、ペイリン、ラッシュ・リンボーなど、アメリカの有名な保守派の人達にはアメリカのリベラルから恥知らずの嘘つきとみなされいる人たちが多いですが、Douthatはマシュー・イグレジアスといった若手のリベラル論客からもまともな考慮の対象とみなされている人です。 で、そのDouthatがニューヨークタイムズのコラムでジェームズ・キャメロンの「アバター」を枕にして、アメリカでの汎神論の受容に触れていました。さすがはハリー・ポッターを反キリスト教的と禁書の対象にしようとする人たちがいる国だけの事がある面白い文章ですし、大新聞の連載コラムにこういう文章が載るという事がやはりいまだに存在する日本とアメリカの違いを反映しているとも思いますので、訳してみました*1。 (それから原文タイトルは"Heaven and Nature"で、普通なら「天