苦労して作ってきたプロダクトのコード資産が、レガシーとなり新たな価値創造の足かせになる――。エンタープライズのLTS(Long Term Support)を担うエンジニアなら誰もが抱えがちな悩みといえるだろう。株式会社ドリーム・アーツでも大企業向けパッケージ・ソフトウェアの開発現場において同様の状況に陥り、試行錯誤しながら打開してきたと言う。その経緯と得られた知見について、同社取締役 CTOの石田健亮氏が紹介した。 株式会社ドリーム・アーツ 取締役CTO 石田健亮氏 過去のプロダクツのコードが 次世代の付加価値創造の足かせに 2016年のIPA(情報処理推進機構)IT人材白書では、75%のIT技術者が事業会社の情報システム部門、SIベンダー、ソフトハウスといった受託開発に携わっていると言う。そうした多くのエンジニアが、レガシーとなったコード資産の管理・対応を担っていることが伺える。 一方、