【エルサレム共同=吉田昌樹】イスラエルのガラント国防相は4日、イスラム組織ハマスが中核拠点を置くとみるパレスチナ自治区ガザの中心都市、北部ガザ市を同国軍が南北から攻撃し市街地に入ったと述べ、侵攻していることを明らかにした。軍はハマス制圧へさらに攻勢を強めた。中東メディアによると、ガザ中部のマガジ難民キャンプに4日夜、軍の攻撃があり、47人が死亡した。 ガザ保健当局は5日、戦闘による死者が子ども4千人以上を含む9770人になったと発表。イスラエル側と合わせ、犠牲者は計1万1100人以上となった。ガザでは住民多数が避難する学校や病院周辺への攻撃が相次ぎ、民間人の犠牲拡大が懸念されている。 ガザ保健当局は5日、行方不明者数が2260人に上り、破壊された建物のがれきの下敷きになっている恐れがあると表明した。うち子どもが1270人としている。 ガザ市は人口密集地で、ハマスが地下トンネル網を構築。軍は
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