相模鉄道が大手私鉄で初めて、通勤電車の座席に本革を採用。「横浜の海」をイメージした今後の“標準塗色”を公開しました。その目的はどこにあるのでしょうか。 照明が時間や季節で変化する電車 横浜駅をターミナルとし、神奈川県内に路線網を持つ相模鉄道(相鉄)が2016年3月10日(木)、座席に英・スコットランド製の本革を採用した通勤電車を報道陣に公開しました。 9000系という1993(平成5)年に登場した車両をリニューアルしたもので、通勤電車の座席へ本革を採用するのは、大手私鉄ではこれが初めての例です。 ボックスシートにスコットランド製の本革を採用した相鉄の9000系通勤電車(2016年3月、恵 知仁撮影)。 リニューアルされた9000系電車は、グレーをキーカラーに内装を一新。「落ち着いた雰囲気」を演出したといいます。また車内の照明には、朝は透明感のある「気持ちよくさわやかな光」、夜は暖色系の「安