国鉄時代につくられた特急車両で、当時の姿のまま最後まで残っていた485系が引退することになり、18日に「特急ひばり」としてJR仙台駅―郡山駅(福島県)の間を最終運行した。19日には「特急つばさ」としてのラストランがある。 最終運行したのは、国内で唯一、残っているクリーム色に赤色のラインが入った国鉄型オリジナルの車体。仙台駅のホームには朝から多くの鉄道ファンが集まった。 カメラを手に父子で乗り込んだ浅野悠一君(8)=青森県弘前市=は「形と色がかっこいい。最後なのはさびしいです」。午前9時すぎに出発すると「ありがとう!」の声が響いた。 485系は1965年から特急車両として各地を運行。JR東日本仙台支社に最後の一編成が残っていたが、老朽化が進んでいた。
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