線路と道路の両方を走行できる乗り物「DMV」(デュアル・モード・ビークル)の展示会と試乗会が16日、徳島県美波町で行われた。 徳島県南部の観光の新名物にするため、県などが導入を目指しており、その一環で実施。住民ら約80人が〈未来の乗り物〉を体感した。 DMVには、線路を走るための車輪と道路を走るためのタイヤが付いている。徳島県や高知県、沿線自治体でつくる団体が、保有するJR北海道から来年1月まで借り受けたもので、県内のイベント会場で試乗会などに活用し、2020年を目標に準備を進める全国初の営業運行に向けた機運を盛り上げる。 この日は午前7時過ぎから、徳島県海陽町の阿佐海岸鉄道・宍喰駅でセレモニーがあり、関係者がテープカット。その後、美波町の薬王寺前駐車場まで走行し、展示、試乗会を行った。住民らは次々と車両に乗り込み、約30分間の試乗を楽しんだ。 同町の「観光ボランティアガイド会日和佐」の日