「新日本紀行/波濤の太鼓〜奥能登・外浦〜」(昭和46年/1971年)の再放送があった。登場するのは、厳しい能登の地で実直に素朴にたくましく生きる人たち…田の神様を迎える農家、輪島塗の職人さん、御陣乗太鼓を打つ男たち、千枚田を開墾する人たち、荒れた海岸で岩ノリを採る女たち。にぎわう輪島の朝市では、絵本「あさいち」そのままのおばちゃんたちが店を開いていた。 心温まる能登の光景に 今の能登の状況を重ね なおさらに心が痛む。 地震から5カ月、ようやく「輪島朝市の公費解体が加速、自治体判断で実行可能」の方針が明らかにされ、これまで手つかずのままだった解体作業が5日から始まったようだ。 こんな中で、国政を担う議員たちは?といえば、自民党の裏金事件に端を発した法案の審議。しぶしぶ3度も修正という無駄な時間を費やした自民党案が、公明党、日本維新の会の賛成で可決された。 今日の中日新聞コラムで、ジャーナリス