ブックマーク / shinichiroinaba.hatenablog.com (3)

  • 社会学を志望しようかなと思っている大学受験生のために(2011年度版) - shinichiroinaba's blog

    今年も模擬講義の季節がやってまいりました。 とりあえず埼玉県立越谷北高校の皆さん、お約束のバージョンアップ版です。 再来週は都立三田高校に参ります。 ========================== 社会学は経済学政治学と並んで「社会科学」の仲間とされていますが、日の大学では大体社会学科は(もちろん、社会学部のないところでは、ですが国公立大学にはほとんど社会学部はありません)文学部に配置されています。なぜこうなっているのかといえば、社会学部は他の社会科学と比べて「主観」、人間の主観的な意識、心をその焦点とするからです。 経済学をはじめとして他の社会科学は「客観」的現実に照準を合わせますが、社会学はこれを無視するわけではないにせよ、人間がそうした「客観」的現実をどう「主観」的に経験し、その経験から「客観」的現実にはたらきかけていくか、を主題とします。その意味で人間の「主観」に照準する

    KASUKA
    KASUKA 2011/12/01
    すばらしい。こういうことは正業にしない限り、きっと社会人になってはできないことだからこそ、大学でやるべきことなんだと強く思う。
  • 昨日の記事への補足 - shinichiroinaba's blog

    言わずもがなのことではあるが、自律型知能ロボットにとってなぜヒューマノイドであることが重要なのかといえば「自律型知能を持つためには身体を持った社会的存在であることが極めて重要らしい」からである。社会的存在でなければ合理的行為者にはなりえず、社会的存在であるためには社会的関係を取り結ぶ他者と似通った身体を備えていなければならない。 哲学的論証としては、ロボットには直接言及していないが、デイヴィドソンの「統一理論」でかなりいけるのではないか。 合理性の諸問題 (現代哲学への招待 Great Works) 作者: ドナルド・デイヴィドソン,金杉武司,塩野直之,鈴木貴之,信原幸弘出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2007/12/01メディア: 単行 クリック: 25回この商品を含むブログ (29件) を見る ロボティクスではいろいろ文献があるだろうけれど、啓蒙書として知能の謎 認知発達ロボティ

    昨日の記事への補足 - shinichiroinaba's blog
    KASUKA
    KASUKA 2010/11/13
    「社会的存在でなければ合理的行為者にはなりえず、社会的存在であるためには社会的関係を取り結ぶ他者と似通った身体を備えていなければならない。」
  • 自律型ロボット倫理の応用問題 - shinichiroinaba's blog

    以前「自律型ロボットの倫理学の基格率」なるものを思いつき、その議論は『「資」論』と『オタクの遺伝子』で少し敷衍したのだが、その後グレッグ・イーガンだの飛浩隆だのを読んだうえで更に考えたことを少しメモしておく。 浦沢直樹『PLUTO』は、最初のうちこそいかにもメカメカしたロボットたちが登場してくるが、中盤以降はほとんどのロボットが、主人公のゲジヒトやアトム同様、非常に洗練された人間型ボディを持つものばかりとなる。終わってみればあからさまに人間離れした金属の巨人はモンブランだけで、原作たる手塚治虫の「地上最大のロボット」においてはモンブラン同様の巨人ロボットだったブランドーやヘラクレスも、日常生活用には大きさも形状も普通の人間と変わらないボディを用いる、という設定となっている。 これは一見「ロボットに萌えない」浦沢が編み出した苦し紛れの小技であるが、深読みするならばなかなか趣深い技法でもあ

    自律型ロボット倫理の応用問題 - shinichiroinaba's blog
    KASUKA
    KASUKA 2010/11/12
    続きが楽しみ。
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