言わずもがなのことではあるが、自律型知能ロボットにとってなぜヒューマノイドであることが重要なのかといえば「自律型知能を持つためには身体を持った社会的存在であることが極めて重要らしい」からである。社会的存在でなければ合理的行為者にはなりえず、社会的存在であるためには社会的関係を取り結ぶ他者と似通った身体を備えていなければならない。 哲学的論証としては、ロボットには直接言及していないが、デイヴィドソンの「統一理論」でかなりいけるのではないか。 合理性の諸問題 (現代哲学への招待 Great Works) 作者: ドナルド・デイヴィドソン,金杉武司,塩野直之,鈴木貴之,信原幸弘出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2007/12/01メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (29件) を見る ロボティクスではいろいろ文献があるだろうけれど、啓蒙書として知能の謎 認知発達ロボティ