国家戦略特区による獣医学部新設に関する質問主意書 国家戦略特区による獣医学部新設をめぐっては、今治市(加計学園側)と京都府・京都産業大学が具体的な提案をしていたが、この間、政府は二千十六年十二月下旬に、今治の提案と京都の提案を比較して、今治の提案の方が、「教員の確保の道筋が立っている」など「熟度が高い」ので今治市を選定したと国会で説明してきた(六月十三日参議院内閣委員会、山本幸三大臣答弁等)。 ところが、先日公表された大学設置・学校法人審議会の審査意見によれば、岡山理科大学獣医学部(加計学園)の設置申請に対して、一回目の審査意見(第一次)として、教員配置について「カリキュラムの実現可能性に疑義がある」と指摘する等、七つの「是正意見」をつけ、根本的に見直さなければ不認可となる「警告」の意見をつけていた。この大学設置・学校法人審議会の審査意見は、今治の提案の方について「教員の確保の道筋が立って